...骨の折れないものを読む位の事は...
伊藤野枝 「惑ひ」
...或いはもうこれ以上折れないというほど小さく折り畳みて鼻糞大にしてしまうものあり...
海野十三 「発明小僧」
...一向骨も折れない...
大杉栄 「獄中消息」
...十本の矢を束ねる時は折れない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...偏しない骨の折れない程度に止(とど)めた方がいい...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...骨も折れないので...
徳田秋声 「縮図」
...あまり骨の折れないことではあったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...案外骨の折れない仕事でございます」「では...
中里介山 「大菩薩峠」
...恋がなけりやあ、指も折れないし、シャツもズボンも世の中になかつたらう……...
中原中也 「分らないもの」
...そういう気骨は折れないので...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...その他二本立骨は折れない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...折れないという自覚のよろこび...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...折れないのが欲しいから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...草鞋をつくるよりは骨も折れないでしょう...
山本周五郎 「日本婦道記」
...結局このままでは自分から折れない限り...
横光利一 「南北」
...気骨が折れないからな...
横光利一 「旅愁」
...で、直胤やその弟子共が、怪しからぬ中傷と怒(いか)って、自分たちの鍛つ刀が、噂の如く折れる物か、折れない物か、衆人の前で試してごらんに入れる...
吉川英治 「山浦清麿」
...その顔つき通り、真雄の鍛った刀(もの)といえば、信仰的な自信を持って、斬れる、折れない、曲がらぬと、彼は、人にも広言して憚(はばか)らなかった...
吉川英治 「山浦清麿」
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