...と申しますのは、この六月、皇太后陛下御下命の御用画の三幅双を完成いたしまして、折りから、京都行啓中の陛下に、目出度く上納申し上げ得たからでございます...
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...あわただしい折りから...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...折りからの雲の切れ目を鋭い角度で射通した太陽の点光(スポット・ライト)に照らされて...
大阪圭吉 「死の快走船」
...しきりと機嫌をとる折りから...
田澤稲舟 「五大堂」
...折りから巡回中の管区受持警官ペードロ・デユゴ氏は直ちに呼子を吹いて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...折りから夕靄を利用して首尾よく英国艦隊の眼は晦まし得たが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...樹間(このま)を洩れてくる折りからの晩春の薄曇りの陽を浴びて...
橘外男 「逗子物語」
...折りからの北風に幾派にも分れた火は...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...折りからさきに馬に乗ってた子の弟が二人...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ちっとも聞えないとなお聞きたい」「あいにく今日(きょう)は――先刻(さっき)の雨でどこぞへ逃げました」折りから...
夏目漱石 「草枕」
...すると折りから吹いて来た烈しい夜風に誘われて...
夢野久作 「猿小僧」
...折りから路傍にあったこの蓼をボントクタデといって会員に教えた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...たんとはいらない」という折りから...
三宅花圃 「藪の鶯」
...折りから降り出した時雨(しぐれ)の中に...
夢野久作 「暗黒公使」
...折りから追撃して来た敵の黄祖軍に当り...
吉川英治 「三国志」
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