...貴隊から使者のくるのはさしつかえない...
海野十三 「怪星ガン」
...我々甲羅(こうら)をへた独身ものは、ここへ来ても、さしつかえない...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...何時(なんどき)おいでなすってもさしつかえないんだ...
徳田秋声 「新世帯」
...生きんがためには殺してさしつかえない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...公表してもさしつかえないだろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この位は打明けてもさしつかえないとタカをくくったのかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...さしつかえないと言いましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「変」でいっこうさしつかえない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まずさしつかえないであろう...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...さしつかえないとの返辞が来...
吉川英治 「大岡越前」
...これを以て斬り捨ててさしつかえない」と...
吉川英治 「三国志」
...三国志は曹操に始まって孔明に終る二大英傑の成敗争奪の跡を叙(じょ)したものというもさしつかえない...
吉川英治 「三国志」
...文豪といえば文豪というもいささかもさしつかえない...
吉川英治 「三国志」
...無言のうちに誰もみなただならぬ行くての戦場を予感していたといってもさしつかえない...
吉川英治 「新書太閤記」
...御子息権六勝敏様なども加えられ、御幕下のみで御陣幕に籠(こ)もられておられまする」「ならば、さしつかえない、そこへ罷(まか)り通る」「いや、お取次しましょう」「それには及ばん」玄蕃允は押通ってしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...軍記物語としてはそうあってさしつかえないが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...おさしつかえない所か」と...
吉川英治 「源頼朝」
...手に取って見てもさしつかえないかというと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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