...皿を破り飯櫃を投ぐるは僕も亦能くせざる所なり...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...それがもとで投ぐり合が始まり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...立ち寄りて石を投ぐ...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...鯉に麩(ふ)を投ぐる娘の子...
寺田寅彦 「半日ある記」
...壁に向ひて寄せ來る敵にはげしく石を投ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...激しく迅く槍を投ぐ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...壯士力を試すため腕を揮うて投ぐる槍...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...投ぐる圓板遠く飛ぶ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...槍を投ぐるに巧みなる勇者...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...錘を投ぐる者のあずかり知るところではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...シャロットの女の投ぐる梭(ひ)の音を聴く者は...
夏目漱石 「薤露行」
...ここぞと吾輩の額を目懸けて棚の上から石を投ぐるがごとく飛び下りる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...水隔て鼠茅花の花投ぐる事許りして飽かざらしかな幼時を思ひ出した歌...
平野萬里 「晶子鑑賞」
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三好達治 「艸千里」
...画家チョオクを投ぐ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...雷火を投ぐるユピテルの腕(かいな)も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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横瀬夜雨 「花守」
...そしてその投ぐる姿勢をば少しもくずさずにじいっと其処に突っ立っていたが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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