...読者がこの抑揚のない坦々とした論調に僻易しない限り...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...抑揚のない作品だったと思われるものに...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...そのくせ抑揚のない乾いた調子で...
久生十蘭 「肌色の月」
...「バラのとげが指に刺さりました」大奥様が抑揚のない静かな声で漏らした情報に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...半ば抑揚のない音になって出てきた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...抑揚のない調子で何事か言ひ出した...
水野仙子 「四十餘日」
...抑揚のないダラダラ文章の処がありますけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたくしやはり松代へ帰らせて頂きます」抑揚のない声でそう云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
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