...これを專ら私の精神のうちにある判斷の能力によつて把捉するのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この場合私はつねにもちろん或るものを私の思惟の対象として把捉するが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そしてこれを私のいっそう不分明にいっそう不明瞭に把捉する余のものから分離するならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...観念に就いての観念の把捉形式の外ではない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...数学的根本直観によって数を自由な生成として把捉し...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...髣髴として把捉し得たる者なることは...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...けれどそこで彼が事実行つてゐることは悉く認識は把捉であると云ふことを前提とした上での認識概念の分析であつて...
三木清 「消息一通」
...なるほど認識が把捉であると云ふことは私たちが自然的立場に於いて考へてゐることでせう...
三木清 「消息一通」
...我々にとって何よりも必要なことはまずこの絶対的真理を把捉することである...
三木清 「親鸞」
...一つの表象が他の表象を喚(よ)び起すこの心理的必然性が実在的必然性として把捉されたものが因果の観念である...
三木清 「哲学入門」
...然るにこのことは原理的には唯理解が諸内容の總體を把捉する場合にのみ行はれる...
三木清 「歴史哲學」
...事實に就いての把捉が人間に刺戟を與へる...
三木清 「歴史哲學」
...我々はこれをもつて客體的なものを主體的なものとの關係に於て把捉しようとする彼等の努力と解することも出來る...
三木清 「歴史哲學」
...またつねに情意的に把捉されてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...その真の伝記は右の結晶の経路を把捉(はそく)したものでなくてはならぬ...
和辻哲郎 「孔子」
...ともに把捉(はそく)せられている...
和辻哲郎 「孔子」
...この新しい視界があくまでも精神的な視界――即ち数学的な合法性に従って把捉された視界――であって...
和辻哲郎 「鎖国」
...自然的な顔面の把捉は必ずこの表情に即しているのである...
和辻哲郎 「能面の様式」
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