...3.凡そ吾人が人腦の營みを把捉するところとして又しても結局個々の事象...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...少くとも合理的に把捉できる特殊性能を明らかにしようといふ場合にのみ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...そしてこれを私の一層不分明に一層不明瞭に把捉する餘のものから分離するならば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかし認識が把捉であると云ふことそのものが私たちには最も疑はしいことなのです...
三木清 「消息一通」
...むしろ直接に見ることは「机が現はれてをる」と云ふことであつて「私が机を把捉する」と云ふことではありません...
三木清 「消息一通」
...この把捉は判断であり...
三木清 「哲学入門」
...一つの表象が他の表象を喚(よ)び起すこの心理的必然性が実在的必然性として把捉されたものが因果の観念である...
三木清 「哲学入門」
...ロックは知識(knowledge)或ひは認識は我々の諸觀念のこの一致もしくは不一致の把捉(perception)において成立すると定義してゐる...
三木清 「認識論」
...本質の直接的で具體的な把捉を意味してゐる...
三木清 「認識論」
...就中物質的生産が人間の基本的な規定として把捉される...
三木清 「歴史哲學」
...我々はこれをもつて客體的なものを主體的なものとの關係に於て把捉しようとする彼等の努力と解することも出來る...
三木清 「歴史哲學」
...却てそれに就いての把捉であるといふ理由から既にそれは必要である...
三木清 「歴史哲學」
...よほど茫漠(ぼうばく)として把捉しがたいものになってしまうのである...
柳田國男 「垣内の話」
...推理力による把捉を重んじないという民族の性向が控えている...
和辻哲郎 「鎖国」
...これをアメリゴははっきりと把捉したのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...否応なしに新大陸を把捉する筈だったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...把捉者はすでに解脱している...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...仏の真理は面授面受によらずしては把捉されないが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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