...特別美且大なる把柄あり...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...点減手はスウィッチの把手(ハンドル)を握りしめている...
海野十三 「空襲下の日本」
...さうだ……その一心の把持といふ言葉の中には...
田山花袋 「道綱の母」
...信仰の酬(むく)いとして来世における永遠の生命を把握(はあく)しようとするならば...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...単純に自然法的にそして前理論的にしか把握されていなかったものを...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...即ち社会は非社会的なものとしてしか把握されない(第五章を見よ)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...何かの理論をその立場として把握することは...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...即ち夫は物質の概念にまで把握され替えられねばならぬのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...しかし絶対矛盾的自己同一的世界を何処までもかかる立場から把握して行くこと...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...真の自己を把握するのである...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...ブラウスももう窓の把手(とって)にはかかっていなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...斯く交渉することにおいて直接に彼は自己の存在を感性的として把握する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...――これに對してアウグスティヌスは現在(永遠といふ意味を含めて)を眞に現在(永遠的)として把握する方向に進んだのである...
三木清 「歴史哲學」
...まだ階級としてのプロレタリアートの勝利の意味を把握していなかったわたしが三〇年には...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第八巻)」
...戦闘が暇(ひま)になると銃把から手をはなしてコキュウをひいて歌ってたのしむそうです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...鳥遷喬処把觴聴...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...参木はピストルの把手を握って工人たちを見廻した...
横光利一 「上海」
...土に鍬(くわ)を把って...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索