...何處を wo 把へ packen てもそれは單なる一側面(Einzelnes, Endliches)であるに過ぎない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...後(おく)れて肋骨(ろっこつ)、黄塔、把栗来る...
高浜虚子 「五百句」
...一銭でヒトモジ一把...
種田山頭火 「行乞記」
...それらの知識を確実に把握するためには支那...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...その金庫室と金庫の配置を完全に把握するに至った...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...従って事物の性格は任意のものとして把握することを許されない筈であった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...勿論専門的概念は或る事物を把握する点に於ては常識的概念よりも根柢的であるに違いない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...而も観念が他ならぬこの超越した物質を把握しなければならぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ごく大雑把にそして極めて素朴に...
豊島与志雄 「今日の条件」
...寧ろ主体(Subjekt)として把握され又表現されたのである」と考えられた時からはじまっている...
中井正一 「言語は生きている」
...はっきりと把握するところに開けるのである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...私のいわゆる世界の生産様式を把握することである...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...お勢は手に一部の女学雑誌を把持(も)ち...
二葉亭四迷 「浮雲」
...剣が艫(へさき)に坐して橈を把っていた男の耳を削いだ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「浅瀬に洗う女」
...とりも直さず全勤労人口の問題であるとして捉えられたとき――問題のそういう把握を可能としている日本社会の今日の動向そのものの中に...
宮本百合子 「合図の旗」
...それの現代的な解釈と把握とは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...剣を把(と)って敵に立ち対(むか)った時のように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...いわんや概念的把捉を斥けるのではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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