...もどりて前進すれば、巨巖路を扼す...
大町桂月 「妙義山の五日」
...自分らもこれではならぬと切歯扼腕(せっしやくわん)しているのです」「陛下の軍隊を...
高見順 「いやな感じ」
...是を以て吾等之を中央当局ニ訴へんとせバ非道其通路を扼して妨害を加へ其意を果さしめず...
田中正造 「非常歎願書」
...そこで熊が人間の手に扼殺されるまでの様を演じます...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...ここを占有しているドイツは東洋の咽喉(いんこう)を扼(やく)しているようなものだという意味を婉曲に匂わせながら聴衆の中に交じっている日本留学生の自分の顔を見てにこにこした...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...これ万一敵艦江戸湾を扼(やく)する時に際し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...外的な制扼によって多少でも阻まないためには...
豊島与志雄 「舞台のイメージ」
...腕を扼(やく)しながら当世のことを論じて夜を明かすものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...男の強い力で扼(し)め殺されていたんだ」「へ」「そこへお谷婆さんが忍び込んで来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...男の強い力で扼(し)め殺されてゐたんだ」「へ」「そこへお谷婆さんが忍び込んで來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ドイツ特務機関をして切歯扼腕(せっしやくわん)させたもので...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...さきに語った当時の嬰児扼殺が対岸の茨城県に比して少なかったのは...
柳田国男 「故郷七十年」
...腕を扼(やく)して...
吉川英治 「三国志」
...京都と関東の通路を扼(やく)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の軍に扼(やく)されている...
吉川英治 「新書太閤記」
...(垂井(たるい)から不破(ふわ)の山間の通路を扼(やく)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...扼(やく)していた...
吉川英治 「平の将門」
...酔いざましの好場所もあらばと腕を扼(やく)して立ち上がった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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