...腕を扼(やく)して...
泉鏡花 「海城発電」
...扼殺(やくさつ)――つまり喉を締めたのだ...
海野十三 「キド効果」
...そして彼はそれに扼(くびき)をかけられ何とかして前に進もうともがいているように見えるであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...自分らもこれではならぬと切歯扼腕(せっしやくわん)しているのです」「陛下の軍隊を...
高見順 「いやな感じ」
...雙の腕を扼(やく)して法體(ほつたい)の今更變へ難きを恨むのみ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...是を以て吾等之を中央当局ニ訴へんとせバ非道其通路を扼して妨害を加へ其意を果さしめず...
田中正造 「非常歎願書」
...港口を扼したやうに両方から出張つてゐる徙崖の向うには...
田山録弥 「島の唄」
...宣戦の大詔に腕を扼(とりしば)り...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...きみは切歯扼腕してると主張しているが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...峡流をいったん緊扼して...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...十二ヶ瀬一帯を扼(やく)して...
吉川英治 「上杉謙信」
...揚子江の流域と河口を扼(やく)し...
吉川英治 「三国志」
...往来の咽喉(のど)を扼(やく)している...
吉川英治 「三国志」
...「さてこそ」姜維は扼腕(やくわん)したが...
吉川英治 「三国志」
...鈴鹿口を扼(やく)し...
吉川英治 「新書太閤記」
...完全扼殺となると...
吉川英治 「平の将門」
...東山道(とうさんどう)の駅路(うまやじ)を扼して...
吉川英治 「平の将門」
...扼(やく)していた...
吉川英治 「平の将門」
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