...批判的な目でみた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...しばらくそれを批判的な目で見たあとで私にわたした...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...特に批判的な精神を欠いていて...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...無批判的な群小は九十九プロセントの偉大に撃たれて一プロの誤りをも一緒に呑み込んでしまうのが通例である...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...というのは立場の整合を吟味した限りに於て批判的な...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...実証的な自然科学と批判的な所謂哲学とを...
戸坂潤 「科学論」
...却って従来の二流新聞が批判的なニュースによって新しい読者を獲得しつつあるようなわけだ(『報知』・『読売』・の如き)...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...矢張り多少とも批判的な自由主義で以て貫かれているという...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...構想力の進むべき方向と警戒すべき岐路とを指し示すといふ批判的なる仕事以上の事はなし得ない...
波多野精一 「時と永遠」
...理想についての批判的な知識である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...カントの批判的な道を辿って...
三木清 「科学批判の課題」
...その抽象的本質に於て認識されることなく――この批判的なる認識は上に述べた理由からして...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...現在の直接性に對する批判的なる態度のみがそれを人間の活動と關係せしめ得る...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...即ち批判的な仕方を必要とする...
三木清 「歴史哲學」
...周囲に批判的な眼を持つ私共位の女性は...
宮本百合子 「大橋房子様へ」
...かなり批判的なことをいうので...
柳田国男 「故郷七十年」
...御所の造営とか、何かの御仕え物の献納などでも、それが元就とか、謙信とか、信長とか、時代の代表者によってなされると、史上に記録もされ、批判的な眼で、あらぬ意思まで忖度(そんたく)されたりするが、世にも聞えず、記録もされぬ無名の民草の奉仕にいたっては、絶え間なく限りなく、世代を問わず続けられていたものと私は観る...
吉川英治 「新書太閤記」
...おりおり批判的な眼で主人を見たりなどしていたことが怪(け)しからぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
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