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種田山頭火 「旅日記」
...赤や紫の七宝もむなしく...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...むなしく空を泳ぐだけでなんの手ごたえもない...
久生十蘭 「一の倉沢」
...むなしく死んだ鋸屋も...
本庄陸男 「石狩川」
...ついに彼をしてむなしく笑いつつ死なしめよ月よわれ汝をおがむ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
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三好達治 「朝菜集」
...むなしく坐っていた...
吉川英治 「黒田如水」
...関羽はむなしく立ち帰ると...
吉川英治 「三国志」
...期待していた兵糧の莫大な量をむなしく焼き払われたので...
吉川英治 「三国志」
...むなしく戻ってきたところです...
吉川英治 「三国志」
...むなしく長安へ潰走した...
吉川英治 「三国志」
...五月の青葉もむなしく...
吉川英治 「私本太平記」
...むなしく鎌倉へも立帰れぬ」「ご存分に」と...
吉川英治 「私本太平記」
...それをむなしく、乱軍の中にかけちがっては、おたがいにまたいつか知れぬ日まで、この天縁をうらまねば相成らぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...まっ暗な明日をむなしく待っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ひとしく緑林(りょくりん)(盗賊仲間のこと)の者なら、同じ毛色の旅烏がどこへ来ているかなんてことも、ちゃんと見ているかもしれぬ」だが、この心あては、むなしく終った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...むなしく彼奴(きゃつ)を取り逃がしたが...
吉川英治 「親鸞」
...むなしく過ぎてしまった...
吉川英治 「源頼朝」
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