...そして恐ろしいものを取り扱うようにそれをからだから離して右手にぶら下げて寝床に帰った...
有島武郎 「或る女」
...汚ないものでも扱うと一廉謙遜になった様で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...取り扱うことが出来ない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...たとい哲学が科学に較べてより一般的なより根柢的な対象を取り扱うにしても...
戸坂潤 「科学方法論」
...植物学そのものとしては動物学の対象を取り扱うことは出来ない...
戸坂潤 「科学方法論」
...そして之をイデオロギーとして取り扱う取り扱い方は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...主観と客観とを二つのものの相関関係に於て同格に取り扱うと称する云わば Real-Idealismus = Ideal-Realismus...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...こんなに不経済に扱うはずはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...それらの問題を取扱う別の物理学もあってもよいはずであるというのが先生の持論であった...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...そうして高木をその日の客として取り扱うつもりか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...小楊枝入(こようじいれ)を取り扱うような手つきで...
夏目漱石 「明暗」
...取り扱う」と言っている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...われわれの現在もっている(現在のみならず将来にしても)育児の知識をさきにたてて赤ん坊を取り扱うということは...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...いろんな事を取り扱うようになりました...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...ローレンスの作品を扱うにあたって露出された...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...以上のうち病理解剖は新鮮な屍体を扱うので病毒伝染の機会が最も多く...
森於菟 「屍体異変」
...広い京城にも朝鮮のものだけを扱う店は少くなった...
柳宗悦 「全羅紀行」
...いかなる猛者(もさ)も優しく扱う気になる...
吉川英治 「新書太閤記」
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