...重大に扱はなければ危険である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...その上に硯友社からは新参者(しんざんもの)として外様(とざま)扱いされ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...これにはかなり大きく扱ってあった」「原因はなんだい...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...緋縮緬(ひぢりめん)の長襦袢(ながじゅばん)の上に青色の扱帯(しごき)を締めた...
田中貢太郎 「鼓の音」
...彼女は厄介者(やっかいもの)扱いにしている様子が見えたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日蔭者扱いされる傾きがあるのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お前さんは御亭主をのろまだと云つて低能児扱ひにするし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...日本の民族が材料として取扱われていないのであるから...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...右の様な実際具体的な国語を取扱ふことによつて再建されねばならないと考へると...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...従来のブルジョア哲学で一等実際的な問題を取り扱うものと考えられるのは政治学*であるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...暗黙の理解のうちに取扱われて...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...一人称的取扱に終始し...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...まだなにぶん道庵扱いに馴れていないところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...老齢期を壮年期と同様に取扱おうというのではない...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...荷扱(にしご)きの仕事で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは、問題のそもそもの意味、扱いかた、正しい理解において問題はどこに問題をもっているかということについて考えかたを示しているから、大変面白い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この少しばかり古物を扱っている貴島宗太郎と申しましてね...
三好十郎 「その人を知らず」
...津輕藩に於ける藩政改革とその治水工事に當つた一武士の業蹟を扱つたものであるが...
吉川英治 「折々の記」
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