...扨是等の石器は如何(いか)にして造(つく)られしやと云ふに...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...扨いよ/\多年の計畫が實現せられる日が近づき...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...扨(さて)、此の後どうなることか……それを思へば茫洋とする...
中原中也 「在りし日の歌」
...扨、さういふことにすれば、現今文学者が彷徨してゐるといふことも、私には案外簡単なことに思へて来る...
中原中也 「撫でられた象」
...扨その声をよく聴いてみる...
中原中也 「文学に関係のない文学者」
...扨て別便で小包を送つたから受取られたい...
原民喜 「書簡」
...家内の取締は扨置き子供の教育さえ余処(よそ)にすると同時に...
福沢諭吉 「女大学評論」
...扨(さて)中津から箇様(かよう)申して参りました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...扨(さ)て修業をすると云(い)う手当は何もない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...扨(さて)一方に世の中を見て文明改進の為(た)めに施して見たいと思う事があれば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...扨(さて)いよ/\天下泰平になって...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...扨又、異国にては、怒にまかせてはみだりに死刑に行ひ、貴人といへども、会釈もなく厳刑に行ふ習俗(ならひ)なるに、本朝にては、重き人はそれだけに刑をもゆるく当らるゝは、是れ又有がたき御事なり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...いつかの大火に寺院はおろかあたりの家居まで扨も焼けたりや焼けたり...
正岡子規 「かけはしの記」
...扨是れ漸く七歳のメルリンの告げたところと云ふたので...
南方熊楠 「人柱の話」
...そういふ人はわたしの向ふに坐つて扨てさまざまな物語りをしながらそれにも拘らずわたしを悲しくさせた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...扨竹内森脇いづかたも無事に候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...扨(さて)は人家ありけるよと打喜び...
夢野久作 「白くれない」
...扨(さて)は天の助くる処か...
夢野久作 「白くれない」
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