...乾枯(ひか)らびた色艶のわるい指頭(ゆびさき)を Fig. 1 に近づけられて扨(さ)て仰有(おっしゃ)った...
海野十三 「キド効果」
...入船町・東兩國「扨...
小穴隆一 「二つの繪」
...扨て十風は今度出發前一度李堂に逢ひ度いと思つたが...
高濱虚子 「俳諧師」
...扨、魂はにがい深淵だぞといふやうなことを我々日本人が云ふと、一寸そぐはない感じがしよう...
中原中也 「海の詩」
...扨インテリは、インテリは蒼ざめてゐる...
中原中也 「作家と孤独」
...扨、我々は、斯かる時にも猶環境の詮議を遂に女々しいことであるとした古人の考へに従ふべきであらうか?――恐らくそれはさうであらう...
中原中也 「詩と現代」
...扨その声をよく聴いてみる...
中原中也 「文学に関係のない文学者」
...扨も嫁入ざたの多事(おゝいこと)今宵本宅の嫁の妹折枝(をりえ)とて廿を一越た此間迄寄宿舍養(そだ)ち...
長谷川時雨 「うづみ火」
...扨て此日本海廻りにて北海道...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...扨(さて)帰国の上これを婦人社会の朋友に語るも容易に信ずる者なく...
福沢諭吉 「女大学評論」
...何は扨置(さてお)き一番先に月代(さかいき)をして夫(そ)れから風呂に這入ろうと思うて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...授業料の濫觴扨(さて)鉄砲洲(てっぽうず)の塾を芝(しば)の新銭座(しんせんざ)に移したのは明治元年即(すなわ)ち慶応四年...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...扨(さて)一方に世の中を見て文明改進の為(た)めに施して見たいと思う事があれば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...馬越は友達は扨置(さてお)き...
正宗白鳥 「假面」
...扨てその遺憾はあるにはあるが……」三田は立てつゞけに飮んだ酒で高くなつた聲で續けた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...扨(さ)て友達仲間は遊びが濟んで起き上ると...
室生犀星 「めたん子傳」
...扨(さて)は彼(か)の時の珍花の種子を此(この)男の取置きしものなりしかと思ひけれども...
夢野久作 「白くれない」
...扨(さて)お乳を飲ませる段になると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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