「托」の意味
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小説での「托」の使い方
...弱り果てて力なき身を渓流の中の膚寸(ふすん)の地に托するものなるべし...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...そのまゝ茶托とともに卓の上に突出して置いた...
近松秋江 「湖光島影」
...仮りにも人の身の上の保護を托されるということになれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...君の托されて行った物集の御嬢さんは時々見える...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...托鉢には、どんないでたちで出掛けたか...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...さういふ和尚さんを相手に何の屈托もなく春の一日を遊び暮す作者の心持...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そして果実も種子も共に右花托硬変部の内部に閉在している...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ただその果実は花托面(かたくめん)に載(の)っているにすぎない...
牧野富太郎 「植物知識」
...在京の友人に托して買ってもらった...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...たまたま日本までの船便のあるのに托して...
三好達治 「オルゴール」
...病気に托(たく)して供奉(ぐぶ)もしなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...其月十七日に壽阿彌は托鉢に出て...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...托されていたのであろうか...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...普通は誰それの田と作り主の名に托し今とても決して何番地などと口ではいっていない...
柳田國男 「地名の研究」
...托鉢坊主(たくはつぼうず)とチョンガレ夫婦とが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...渡すように)と托しておいた走り書の一通が...
吉川英治 「大岡越前」
...あなた方に遺孤(いこ)を托したのも...
吉川英治 「平の将門」
...「――その女房と云うのはどんな役目なの?」「――君に委任された僕のセンジュアス以外のものの委托品(いたくひん)あずかり所なのだ...
吉行エイスケ 「戦争のファンタジイ」
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