...払暁に家を出発する...
...払暁の散歩はとても気持ちがいい...
...思わず払暁まで仕事に没頭してしまった...
...払暁に宇宙から地球を見る...
...払暁に車でドライブするのが好きだ...
...九月九日の払暁から...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...二十一日払暁の間に...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...払暁(ふつぎょう)になって一人で往ってみると何もなかった...
田中貢太郎 「前妻の怪異」
...それが昨日の払暁の午前六時頃のことだったらしいのだが...
谷崎潤一郎 「鍵」
...『明日の払暁には決闘するんだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そして朝早く払暁の頃に...
豊島与志雄 「霧の中」
...一八一五年六月十八日の払暁(ふつぎょう)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...払暁にいたるまでつづけられた...
蜷川新 「天皇」
...三十日の払暁、左舷に亜弗利加の沿岸が見えた...
久生十蘭 「海難記」
...否、払暁の事である...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...それに出席して払暁に帰つて来た...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...竹内数馬の手のものは払暁(ふつぎょう)に表門の前に来た...
森鴎外 「阿部一族」
...陳が払暁に咸宜観から出るのを認めたことがある...
森鴎外 「魚玄機」
...「……疾(と)くより、みかどにはふかく御(おん)たよりに思(おぼ)され、時あれとしておわせしが、宇内八荒(うだいはっこう)のありさま、今や坐視(ざし)あらせらるるに忍び給わず、ついに御意(ぎょい)を決して、二十四日払暁、隠岐の柵(さく)より波濤をしのぎ出でられ、百難を排して、この伯耆沖までお渡りあった次第です」「…………」「さ候えば、即刻、みかどをお迎えし奉ッて、かねがねの手筈(てはず)にたがわず、山陰の宮方をこぞり集められよ...
吉川英治 「私本太平記」
...払暁(ふつぎょう)すでに...
吉川英治 「新書太閤記」
...払暁ニ大宮ヲ立タセラレ...
吉川英治 「新書太閤記」
...六月、信長逝き、中旬、山崎に戦い、七月、清洲に会し、下旬、長浜を撤去(てっきょ)し、家族を姫路に移し、八月、宝寺城の工を起し――この間、京都政治所と山崎とのあいだを隔日に往来しつつ、朝(あした)に禁闕(きんけつ)に伏し、昼に市井を巡察し、夕べに庶政(しょせい)を見、答使(とうし)を発し、賓客を迎え、夜半の燈下に遠国の文書を閲し、払暁、部下の訴えに裁決を与えて、飯を噛み噛み一鞭またどこかへ出かけてゆくというような毎日だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...城山が落ちたのは九月二十四日の払暁であつた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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