...打首にでも成ったなら...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...打首(うちくび)か追放か...
中里介山 「大菩薩峠」
...明日あたりは打首という段取りでござんしょう」「冗談じゃあない――あれが...
中里介山 「大菩薩峠」
...だが、あの滅法無類の正直者が、何かの間違えでああいうことになって、今日明日のうちに首がコロリという仕儀であってみると、いかにやくざ野郎でも、あのまま見過ごしにゃできねえよ、あの男とはお角親方、お前の方がずっと縁が深いと思うから、どうにかしてやんな――三日の晒しの後は、鋸挽か、打首、ここに間近え坂本の城ではねえが、今日明日のうちに首がコロリってえんだ――何とかしてやるがいいと思ったら、何とかしてやりねえな」がんりきのやくざ野郎からこう言われたお角が、また面(かお)の色を変えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...打首なり縛(しば)り首なり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...打首になるべきでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今度も鳥居甲斐守の御指金(おさしがね)で危く打首にもなるところを...
野村胡堂 「礫心中」
...その後打首が廃され...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...軽くて打首(うちくび)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...隠し鯨の饗応を受けたものも同罪である」「饗応を受けて打首というのは...
久生十蘭 「奥の海」
...お船方は総体打首...
久生十蘭 「奥の海」
...おっと調子に乗ってこんな所を岡っ引にでも見付かろうもんなら打首もんだ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...打首となってしまったか...
吉川英治 「私本太平記」
...それらの打首は、人目だかい諸所方々でさらされたが、わけて犬射ノ馬場の光景は、あまりにも悽惨(せいさん)で目をおおわしめるものがあったという...
吉川英治 「私本太平記」
...だが彼らはまま打首になった...
吉川英治 「私本太平記」
...この少年を打首にせよと...
吉川英治 「新書太閤記」
...――幼い頼朝ごとき者、打首にしても、世上に眉をひそめさせるだけだ...
吉川英治 「源頼朝」
...しかも罪ない妻まで打首となつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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