...打見(うちみ)る所(ところ)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...打見には十八位にしか見えなかつた...
石川啄木 「病院の窓」
...打見には一歳(ひとつ)も二歳(ふたつ)も若く見える方で...
石川啄木 「天鵞絨」
...身体(からだ)を悶(もだ)えて泣き悲しむを寛々(ゆるゆる)と打見遣り...
泉鏡花 「活人形」
...まづその痍(きず)を打見やり...
巌谷小波 「こがね丸」
...矢の来し方(かた)を打見やれば...
巌谷小波 「こがね丸」
...燈(ともしび)差(さ)し向けて何者と打見やれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...打見たよりも山は高く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...打見たところは高い柵であったけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...打見たるところでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...打見るところ、何か、出張の目的あって、自分よりも以前にこの家に逗留(とうりゅう)しつつ、その所用を果しつつあるのだな...
中里介山 「大菩薩峠」
...打見たところでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...打見るところ――ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...木口も大したものではなく、唯頑丈に出來て居るといふだけで、打見たところは、洒落(しやれ)た母家の普請(ふしん)などとは、比べものにならない御粗末なものです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...打見(うちみ)たところは二十一二...
野村胡堂 「百唇の譜」
...打見(うちみ)には二十四...
森鴎外 「渋江抽斎」
...押してご面会をねがったわけだが――こう打見るところ...
吉川英治 「三国志」
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