...第一の楽人(ことば)老人は落葉の小さい山をつくつた葉のうへに枯枝を載せさむさに顫へながら火打棒と棒さしをその孔から取り出す火を出すために火打を振りまはす枯枝に火がもえついた火が燃え立つてかがやく榛と水のない井戸の上に楽人たち(うた)ああ風よ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...のみならずこの草子に、屁を放ち損じて大便を垂れたので叱り打たれて血に塗れ、帰ったとあるは、件(くだん)の経文に〈この道人、頭破れ血瀝(したた)り、床座を沾汚(てんお)す、駆りて角(すみ)に入らしむ、急を得て糞を失す、次第七人、皆打棒せられ、地に宛転(えんてん)す〉とあるから転化したのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...ささらの如き打棒(だぼう)...
吉川英治 「私本太平記」
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