...私はどこかへ打棄つてしまはれたやうな心持になつた...
長塚節 「隣室の客」
...打棄つて置かれたままで...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...いつも「仕方のない」ことのやうに打棄つてゐる彼女を哀れに感じた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...いい加減にばかを打棄つた方がいいわ...
室生犀星 「末野女」
...それを心の中に打棄つて置けないものが...
室生犀星 「めたん子傳」
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