...三太郎の日記を永久に打切りにするために...
阿部次郎 「合本三太郎の日記 序」
...北川刑事の探偵談はこれで打切り...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...今までの追想を打切りにした...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...それでこの縁談は打切りになった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いくら山下局長が今後に於ける整理の打切りを声明しても...
戸坂潤 「社会時評」
...マドロスの行方捜索は打切り……駒井の頭は...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでひとまず打切りとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この場の会見と会話とを打切りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いろんな詩の方法が一度に三つも四つも私に見えて来て僕はもう此の一文を打切ります...
中原中也 「小詩論」
...お神さん」平次はそう言ってこの調べを打切りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨董屋に最後通牒を叩き付けて談判を打切り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...余り長くなるのでまずこれぐらいで打切りましょう...
牧野富太郎 「植物記」
...言い漏したが前の日本植物志図篇の書はその後どうなっタ? それは私の環境が変ったのでアレはまずその第十一集で打切り(十二集分の図は出来ていたけれど)後に当時の浜尾総長の意を体して大学で私が大日本植物志の大著に従事していたが...
牧野富太郎 「植物記」
...言い漏したが前の『日本植物志図篇』の書はその後どうなっタ? それは私の環境が変わったのでアレはまずその第十一集で打切り(十二集分の図は出来ていたけれど)...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ここは金兵衛らの忠志を認めることで打切り...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それでも折角の先生の苦心がこれで打切りになるのか……親父(おやじ)の一代もコレ切りになるのか……といったような事を色々考えているうちに胸が一パイになってしまった...
夢野久作 「爆弾太平記」
...その一語を打切りに...
吉川英治 「私本太平記」
...巫女(みこ)たちの笛の指南は打切りにしてもらいたい――つまり子等之館を出てくれまいかという相談であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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