...一先ず訊問を打切り...
海野十三 「白蛇の死」
...昼間興行で打切りというすこぶる能率のわるいやり方で...
海野十三 「爆薬の花籠」
...北川刑事の探偵談はこれで打切り...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...今までの追想を打切りにした...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...それでこの縁談は打切りになった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その会談を打切りにして立ち上りながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...マドロスの行方捜索は打切り……駒井の頭は...
中里介山 「大菩薩峠」
...いろんな詩の方法が一度に三つも四つも私に見えて来て僕はもう此の一文を打切ります...
中原中也 「小詩論」
...お神さん」平次はそう言ってこの調べを打切りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お神さん」平次はさう言つてこの調べを打切りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...骨董屋に最後通牒を叩き付けて談判を打切り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨董屋に最後通牒を叩き付けて談判を打切り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新聞は「自殺」と報道して打切りにしてしまったが...
久生十蘭 「悪の花束」
...が、日のべなし、今日で打切り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...余り長くなるのでまずこれぐらいで打切りましょう...
牧野富太郎 「植物記」
...この話はお打切りになって下さい」一時間の余も対坐した後...
「鏡の中の月」
...ここは金兵衛らの忠志を認めることで打切り...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...それでも折角の先生の苦心がこれで打切りになるのか……親父(おやじ)の一代もコレ切りになるのか……といったような事を色々考えているうちに胸が一パイになってしまった...
夢野久作 「爆弾太平記」
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