...彼女はプロジェクトを打切った...
...そこで割合続いた石炭屋もこれで打切る決心もついた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...よく五年で捜索打切を声明したものではある...
海野十三 「くろがね天狗」
...一先ず訊問を打切り...
海野十三 「白蛇の死」
...今までの追想を打切りにした...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...)○打切(うちき)り並(ならび)につゞ北海(ほくかい)新潟(にひがた)の海門(みなと)におつる大河(だいが)は阿加(あか)川と千曲(ちくま)川と也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...上田妻有(うへだつまり)のあたりにては打切(うちきり)といふ事をなしてを捕(と)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...打切したる岸には仮(かり)に小屋をつくりて...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...カントはこの問題を打切ったに過ぎない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...骨董屋に最後通牒を叩き付けて談判を打切り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この辺で一応捜査を打切るほかはなかろうといっているとき...
久生十蘭 「悪の花束」
...彼は慌てゝその話を打切らうとすると...
牧野信一 「眠い一日」
...藤屋氏は近々永年の「城住ゐ」を打切つて新生活(何んなかたちのものかをおそらく私には想像も及ばない)に入るといふことを聞いたので...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...言い漏したが前の日本植物志図篇の書はその後どうなっタ? それは私の環境が変ったのでアレはまずその第十一集で打切り(十二集分の図は出来ていたけれど)後に当時の浜尾総長の意を体して大学で私が大日本植物志の大著に従事していたが...
牧野富太郎 「植物記」
...言い漏したが前の『日本植物志図篇』の書はその後どうなっタ? それは私の環境が変わったのでアレはまずその第十一集で打切り(十二集分の図は出来ていたけれど)...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...口論の方は始つた時と同じく突然に打切つて左手へ走り出す...
三好十郎 「妻恋行」
...その瞬間にそれは打切られなければならぬ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...だがわたしはここにこの論を打切る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのままこの方面の捜索を打切る事にした...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
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