...彼女はプロジェクトを打切った...
...「ドウゾ復(ま)たお閑(ひま)の時御ユックリとお遊びにいらしって下さい」と後日の再訪を求めて打切られるから...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...今までの追想を打切りにした...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...途中で打切ってさて何遍となく行を改めて更に書出してみても...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...歴史といふものを日本の歴史だけで打切つてしまつて...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...カントはこの問題を打切ったに過ぎない...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...お神さん」平次はそう言ってこの調べを打切りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨董屋に最後通牒を叩き付けて談判を打切り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨董屋に最後通牒を叩き付けて談判を打切り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...株賣買のことはこれで打切るやうにとのお言葉で御座いました」藤井重之進が此處へ來たわけが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この辺で一応捜査を打切るほかはなかろうといっているとき...
久生十蘭 「悪の花束」
...新聞は「自殺」と報道して打切りにしてしまったが...
久生十蘭 「悪の花束」
...一時打切らうと言っとく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...藤屋氏は近々永年の「城住ゐ」を打切つて新生活(何んなかたちのものかをおそらく私には想像も及ばない)に入るといふことを聞いたので...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...テレて片掌で額を拭き)ハッハハハ……(先刻からの会話から醸された気分を打切るように笑う)ハハ...
三好十郎 「おりき」
...「最悪の場合には急いで浪費を打切って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そんな馬鹿げた妄想の全部を打切るべく頭を強く左右に振った...
夢野久作 「斜坑」
...今度は忽ち打切ったようにピッタリと静まり返った...
夢野久作 「斜坑」
...それでも折角の先生の苦心がこれで打切りになるのか……親父(おやじ)の一代もコレ切りになるのか……といったような事を色々考えているうちに胸が一パイになってしまった...
夢野久作 「爆弾太平記」
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