...彼女はプロジェクトを打切った...
...結局名を惜(おし)んで思い留(とどま)る事となって一と先ずこの相談を打切った...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...「ドウゾ復(ま)たお閑(ひま)の時御ユックリとお遊びにいらしって下さい」と後日の再訪を求めて打切られるから...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...口頭試問はこの辺で打切として...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...急用だといって講義を打切った...
海野十三 「キド効果」
...当局でも事実上すっかり打切った形ですからね...
海野十三 「四次元漂流」
...上田妻有(うへだつまり)のあたりにては打切(うちきり)といふ事をなしてを捕(と)る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...此打切は川口を一番(ばん)として水上(みなかみ)へ十五番まであり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...一切の関係が打切られて...
豊島与志雄 「夢の図」
...マドロスの行方捜索は打切り……駒井の頭は...
中里介山 「大菩薩峠」
...とにかく汽車は此処(ここ)で打切(うちき)るから...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...骨董屋に最後通牒を叩き付けて談判を打切り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大河内家の株を買ふ話はそれつきり打切られると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あの辺の建物疎開はあれで打切ることにさせると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...すると小さな眼をした男は議論をこの辺で打切る積りで...
原民喜 「霧」
...新聞は「自殺」と報道して打切りにしてしまったが...
久生十蘭 「悪の花束」
...藤屋氏は近々永年の「城住ゐ」を打切つて新生活(何んなかたちのものかをおそらく私には想像も及ばない)に入るといふことを聞いたので...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...やがて一おう軍議を打切った...
吉川英治 「私本太平記」
...秀吉の手中において一世紀来の下剋上の趨勢が突然打切られようとしていたことをわれわれは見のがしてはならない...
和辻哲郎 「鎖国」
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