...試合終盤での彼の代打出場は救援役となった...
...打出(うちで)の太刀を佩(は)いた「鬚黒く鬢(びん)ぐきよき」男である...
芥川龍之介 「芋粥」
...火口(かこう)から打出(うちだ)されてから山麓(さんろく)或(あるひ)は海面(かいめん)に到達(とうたつ)して靜止(せいし)するまでの平均(へいきん)の速(はや)さは...
今村明恒 「火山の話」
...自己の真実を俳句として打出するために...
種田山頭火 「其中日記」
...情に流れては真実の句は打出されない...
種田山頭火 「其中日記」
...綺麗に刈りならした芝生の中に立って正に打出されようとする白い球を凝視していると芝生全体が自分をのせて空中に泛(うか)んでいるような気がしてくる...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...その日の打出しとなりましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...初日ながら十時打出しの好成績...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夕かたまけて打出しぬ...
正岡容 「寄席風流」
...(七月二十一日)七十一○近刊の雑誌『宝船』に甘酒屋打出の浜に卸しけり青々といふ句があるのを碧梧桐(へきごとう)が賞讃して居つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...打出の浜に甘酒屋が荷をおろしたといふ趣向には感が深いので...
正岡子規 「病牀六尺」
...それが打出の浜におろしけりといふ句でその位置が定まるので...
正岡子規 「病牀六尺」
...こつちの十二サンチが打出した...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...打出(うちで)の浜を来るころに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...むらむらと打出でたる猟兵の勇ましさ見むとて...
森鴎外 「文づかひ」
...この打出ヶ浜へそぞろ歩きに出て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...打出ヶ浜の波音にまじって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「大津の打出ヶ浜と申すと? ……ウム...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...問屋場は打出ヶ浜の渡口場(わたしば)に近かった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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