例文・使い方一覧でみる「打ち合う」の意味
スポンサーリンク...それから太刀（たち）の打ち合う音とが... 
芥川龍之介 「偸盗」
...海水の互いに打ち合うときに...
井上円了 「おばけの正体」
...そして上下の歯ががちがちと打ち合う...
大杉栄 「続獄中記」
...盆や茶托（ちゃたく）の打ち合う微妙な音にも...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...続いて刃物の打ち合う音がし...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ブレーデの森での棒で打ち合う音や...
アネッテ・フォン・ドロステ＝ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...それらをラケットでもって軽やかに打ち合うことを意味しているのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...白骨が打ち合うようなカラカラと鳴る玉の音ばかり...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...鶏という事を少しも洩らさず件（くだん）の山と崖とが打ち合うとのみ触れ廻したのを...
南方熊楠 「十二支考」
...歯の一枚一枚がカチカチと打ち合うのを止める事が出来なくなった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...打ち合うたんびに剣が折れて斬り合うことが出来ません...
夢野久作 「二人の男と荷車曳き」
...二つの河の流れの打ち合う波のうえで...
横光利一 「上海」
...参木は打ち合う工女の髪の匂いの中で...
横光利一 「上海」
...打ち合うラップボートの音響と叫喚に攻め寄せられて...
横光利一 「上海」
...群衆の輪は一つの波と打ち合うごとに...
横光利一 「上海」
...波の打ち合うような速度で雪崩れのぼった...
横光利一 「旅愁」
...そこへ襲って来た左翼の打ち合う波の間に挟まれ...
横光利一 「旅愁」
...仆（たお）れる音、打ち合う喚き、暗澹（あんたん）たる暴風が暗やみの洞窟内に渦を巻いて起ったのです...
吉川英治 「江戸三国志」
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