...酒は一升で打ち切り...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...イヤ有難う」と立松は質問を打ち切り...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...これだけで打ち切ります...
太宰治 「風の便り」
...近々捜査を打ち切りひとまず倫敦帰還を決行するに決定せる旨...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...もう大概で打ち切りにしてもよさそうに思われるのに...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...もうその話を打ち切りたくなりました...
豊島与志雄 「土地に還る」
...うちででもお話が出来たのですが残念でしたね」私は論議打ち切りの印のつもりでこう云いながら...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...……まもなく殿下には無事にお出ましになられた模様でありますから、手前ら、雑談を打ち切り、一旦部屋に帰ろうといたしておりますと、廊下の端で二人のボーイが立話をしているのをチラと耳にいたしたのでござります」「ウム、何をいっていたのだ」「今のあの髯の生えたのは何だ、あれは王様じゃない、と一人が申しますと、もう一人の方は、俺もそう思う、王様はもっと上品な顔で、それにもっと背が高かった...
久生十蘭 「魔都」
...捜査の打ち切りを切に当局に勧告するものである...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...五時で打ち切り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そこへ那波氏朝鮮の帰りに寄ってくれ、北野劇場の浦野も来て、結局此の興行、打ち切り、座員引揚げのことゝ決定...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それはそれで打ち切り...
堀辰雄 「花を持てる女」
...あたかも会談を打ち切り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...これは(一―三)これで今回で打ち切り...
牧野信一 「浪曼的月評」
...されど濃厚なるビステキにてひたと打ち切りてはかへつて物足らぬ故更に附物(つけもの)として趣味の変りたるサラダか珈琲(コーヒー)菓物(くだもの)の類を出す...
正岡子規 「墨汁一滴」
...まず打ち切りに願いますよ」長崎屋の...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そういう事のバカにうまい奴も居ますから」その話を差しあたり打ち切りたいらしかつた...
三好十郎 「肌の匂い」
...しかし幸にも凡ての困難を打ち切りました...
柳宗悦 「民藝四十年」
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