例文・使い方一覧でみる「打ち出す」の意味

...品川台場（しながわだいば）沖あたりで打ち出す祝砲がかすかに腹にこたえるように響いて... 品川台場沖あたりで打ち出す祝砲がかすかに腹にこたえるように響いての読み方
有島武郎「或る女」

...もし地球上の一点から弾丸を打ち出すとすれば... もし地球上の一点から弾丸を打ち出すとすればの読み方
スワンテ・アウグスト・アーレニウス　Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳「宇宙の始まり」

...何時まで経ってもセントー・ハヤオの打ち出す無線電信の応答は聞こえませんでした...
海野十三「壊れたバリコン」

...この半分の速力で弾丸を打ち出すことの出来る人でも... この半分の速力で弾丸を打ち出すことの出来る人でもの読み方
ディッケンス　Dickens 森田草平訳「クリスマス・カロル」

...私（わたくし）は一時に五百発の弾丸（たま）を打ち出す銃をお目にかけることにいたしましょう... 私は一時に五百発の弾丸を打ち出す銃をお目にかけることにいたしましょうの読み方
トルストイ　Tolstoi 菊池寛訳「イワンの馬鹿」

...紫表紙和綴（わとじ）にして金で大菩薩峠の文字を打ち出すことにしたが... 紫表紙和綴にして金で大菩薩峠の文字を打ち出すことにしたがの読み方
中里介山「生前身後の事」

...彼らの足が壕底（ごうてい）に着くや否（いな）や穹窖（きゅうこう）より覘（ねらい）を定めて打ち出す機関砲は... 彼らの足が壕底に着くや否や穹窖より覘を定めて打ち出す機関砲はの読み方
夏目漱石「趣味の遺伝」

...未来の希望を打ち出す鐘のように朗かなその響が... 未来の希望を打ち出す鐘のように朗かなその響がの読み方
夏目漱石「道草」

...自然弾丸（たま）を込めて打ち出すべき大砲を... 自然弾丸を込めて打ち出すべき大砲をの読み方
夏目漱石「明暗」

...大きな奴を打ち出すと... 大きな奴を打ち出すとの読み方
ジョナサン・スイフト　Jonathan Swift 原民喜訳「ガリバー旅行記」

...折しもあれやバロン山で打ち出す三発の号砲は... 折しもあれやバロン山で打ち出す三発の号砲はの読み方
久生十蘭「ノンシャラン道中記」

...たちまち打ち出す薔薇やアネモネの炸裂弾... たちまち打ち出す薔薇やアネモネの炸裂弾の読み方
久生十蘭「ノンシャラン道中記」

...併しもう大時計が打ち出すので... 併しもう大時計が打ち出すのでの読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 森林太郎訳「十三時」

...柱に記しし歌を読み「順礼に」にて五右衛門が打ち出す手裏剣を右手の柄杓に受け止め...
三木竹二「両座の「山門」評」

...山中で怪小児群が持てる金椎子（きんのつち）が何でも打ち出すを見... 山中で怪小児群が持てる金椎子が何でも打ち出すを見の読み方
南方熊楠「十二支考」

...後には財宝を打ち出す槌とのみ心得らるるに及んだと見える... 後には財宝を打ち出す槌とのみ心得らるるに及んだと見えるの読み方
南方熊楠「十二支考」

...城から打ち出す鉄砲が烈（はげ）しいので... 城から打ち出す鉄砲が烈しいのでの読み方
森鴎外「阿部一族」

...――石中の火を打ち出す一点... ――石中の火を打ち出す一点の読み方
山本周五郎「雨あがる」

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