...三十四歳のときには既に才名一世に鳴りひびいて...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...これより先安永天明の交(こう)蜀山人と相並びて才名を馳(は)せたる平秩東作...
永井荷風 「江戸芸術論」
...才名世に許されていたけれども...
中里介山 「法然行伝」
...女はいつかその男が才名の高い右大弁(うだいべん)の殿である事などをそれとはなしに聞き出していた...
堀辰雄 「姨捨」
...それゆゑ後に山内氏五百が才名を馳せた時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...才名一時に高かつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...領地を拡大されるごとに、さらにそれを要としましょう」「荊、襄の地に、なお遺賢(いけん)がいるだろうか」「襄陽(じょうよう)宜城(ぎじょう)の人で、馬良(ばりょう)、字(あざな)を季常(きじょう)という、この者の兄弟五人は、みな才名高く、馬氏の五常と世間からいわれていますが、中で馬良はもっとも逸材で、その弟の馬謖(ばしょく)も軍書を明らかに究め、万夫不当の武人です」「召したら来るだろうか」「幕賓の伊籍(いせき)は親しいと聞いております...
吉川英治 「三国志」
...前から自己の才名を恃(たの)んで...
吉川英治 「三国志」
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