...古今の才人は一人残らず諸君の愛顧を辱(かたじけな)うしてゐる...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...画(ゑ)も作る才人なり...
芥川龍之介 「学校友だち」
...さすがは当年の才人だけに...
芥川龍之介 「上海游記」
...幾多の才人が輩出してゐる...
芥川龍之介 「平田先生の翻訳」
...赤門の若い才人の盟社たる新声社の羅馬字綴(つづ)りの冠字で...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...日本の言文一致の先駆者(あるいは創始者)として文壇の風雲を捲起(まきおこ)した一代の才人の終焉(しゅうえん)として何たる悲惨の逸事であろう...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...一部の画家(ゑかき)仲間に天才人と言はれた青木繁が...
薄田泣菫 「茶話」
...「才人桂府に登る...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...田岡嶺雲などといふ大学派の才人を簇出して高い気焔を挙げた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...漱石の才人も出て来ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...一代の才人ウェルテル君がヴァイオリンを習い出した逸話を聞かなくっちゃ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...才人は才に斃(たお)れ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それは宣伝力のある先輩やそれぞれの手蔓(てづる)のある才人に占められて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...天下無双の天才人や英雄人の相であり幸運第一の出世人となるのださうだが...
萩原朔太郎 「名前の話」
...秀造さんは眼から鼻へぬけるような才人だったという――これは後に大人が言ってるのを聞いていたのだが...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...「あれは物を書くと才人だが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...時めく才人であるか...
吉川英治 「親鸞」
...しかも和歌を嗜(たしな)むという複雑な才人である...
吉川英治 「随筆 新平家」
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