...珍しく受け身になっていた葉子は...
有島武郎 「或る女」
...受け身の悲しさで通読してゐる形になつてゐる事は...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...女というものはどんな場合にも受け身であるべきもの...
谷崎潤一郎 「鍵」
...私は徹頭徹尾受け身で...
谷崎潤一郎 「鍵」
...元来は受け身の立ち場であったが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...受け身にばかりなる...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...「面白く読ませよう」とした受け身の時代から「斯(こ)ういう事を書こう」という積極的な態度の時代になり...
野村胡堂 「捕物小説のむずかしさ」
...その受け身な世のすごしかたに美徳を見出した根本態度は...
宮本百合子 「新しい船出」
...受け身の形でそれをうつしているようなぶちまだらなその犬の佗しさも...
宮本百合子 「犬三態」
...いずれかと云えばありふれすぎる市民の感情で世間とは受け身に対している...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...結果は受け身にあらわれ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あちらが受け身である...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の足をただ受け身にだけ動している私を押して坂をおのぼりにもなったのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女の境遇は受け身だから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現実の受け身な肯定でないし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女の子は人生が受け身だから男の子の方がいいと思っていたけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...受け身ではなく、積極的にだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...受け身にあったし...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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