...珍しく受け身になっていた葉子は...
有島武郎 「或る女」
...受け身にばかりならずにはいられなくなった自分が悲しかった...
有島武郎 「或る女」
...受け身の悲しさで通読してゐる形になつてゐる事は...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...丹生夫人の云うように先方がわざと受け身の態度を取り...
谷崎潤一郎 「細雪」
...眠くなってどっちか一方「うんうん」と受け身になるまで話をするのが例であった...
田山花袋 「田舎教師」
...受け身にばかりなる...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...受け身の形でそれをうつしているようなぶちまだらなその犬の佗しさも...
宮本百合子 「犬三態」
...いずれかと云えばありふれすぎる市民の感情で世間とは受け身に対している...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...このことから経済も受け身で...
宮本百合子 「漁村の婦人の生活」
...女の子は人生が受け身だから男の子の方がいいと思っていたけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...カメレオンにおけるように受け身の働きである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...腮(あご)が突張っているのは受け身に強い表現で...
夢野久作 「鼻の表現」
...受け身側に徹底的の感動を与えるためであることも無論であります...
夢野久作 「鼻の表現」
...反対に受け身の不意討ちと化した...
吉川英治 「三国志」
...受け身ではなく、積極的にだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...一益も、戦にかけては、百戦の老巧だが、連日の受け身は、一寸きざみの苦戦だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...受け身にあったし...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...受け身だけに、此っ方の栄(はえ)ない事は夥(おびただ)しい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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