...(永見はその後参謀部の有数な秀才と歌われていたが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...ことし十四歳になる天才探偵児(てんさいたんていじ)であって...
海野十三 「金属人間」
...森家惚太郎(ほれたろう)という漫才屋の細君が...
高見順 「如何なる星の下に」
...この惚団治がやはり寄席の没落で漫才屋に転向したんで...
高見順 「如何なる星の下に」
...その案内欄に鬼才などといふ怪しむべき奇妙な言葉を使用したのでもあるまい...
太宰治 「お伽草紙」
...そういう才能を持ってたんですかねえ? ……あの人が!」と私は眼を円(まる)くしましたが...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...才能の発露に駆らるることがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たとえ相当の学問や才気があったところで知れたものである...
中里介山 「大菩薩峠」
...天才流儀ぢやないか...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...あの人はお滝さんと何んか言い交してるかも知れません――それから手代の才六どん...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そはただ極めて希有の作家にだけ許されたる「天才的のもの」である...
萩原朔太郎 「青猫」
...ファラーはこのメルバに才能を認められて自分の声に自信を持ち...
三浦環 「お蝶夫人」
...だが我々の才能の方はとうてい彼らに及ばない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...或は「十で神童、十五で才子、二十になれば並の人」てふ進むも早く退くも早き日本人の特性は田口君も例外たる能はざる乎...
山路愛山 「明治文学史」
...碌々(ろくろく)たる鈍才孔明ごときが...
吉川英治 「三国志」
...「才蔵、びっくりしておるわ、種(たね)をあかしてやれ」「はッ、呂宋兵衛どの」と、こんどは才蔵があとをうけた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...こういう際どい離れ業もできてしかも政治才能に富んでいた皇室人は歴代のなかでもじつにめずらしい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そうして稀に見る天才であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??