...女はちよいと如才のない樣子をすれば...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...それから十市(とうち)の作さんという楊梅売りのとぼけたようで如才(じょさい)のない人物が昔のわが家の台所を背景として追憶の舞台に活躍するのである...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...いい素材を発見しまた発掘するということのほうがなかなか困難であってひと通りならぬ才能を要する場合が多く...
寺田寅彦 「空想日録」
...彼らは実に天才の理想的な道づれである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼が他日天才になるだろうと予言して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...天才とともにそして天才と一体になって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...盗人をするだけの才能と...
中里介山 「大菩薩峠」
...(どうしてチチコフに諷刺的な才能があるというのか――これもやはり分らない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...才を育し智を養い...
福沢諭吉 「慶応義塾の記」
...ある天才をもつてしても作家と作品とのさういふ結合を得なかつた...
堀辰雄 「小説のことなど」
...そのほうでは並々ならぬ才能を発揮していた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...だからレーマンは生れながらにして音楽の才能を授かり...
三浦環 「お蝶夫人」
...応用の才を現わしている...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...既にシュライエルマッハーがロマンティクの基礎經驗の中で企てた天才的な仕事に屬するのであつて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...こういう才能のない人間にはこの寺の住職はつとまりません...
武者金吉 「地震なまず」
...天才を讃美することも吾々には一つの悦びなのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...さすが商才というべきであろう...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...まるである天才的な作家が頭でこしらえたような人物が...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??