...学校の運動会で、子供たちは手鞠を使って楽しそうに遊んでいた...
...手鞠を作るときには、糸をたくさん巻いていい感じの大きさに仕上げる必要がある...
...和風のお店では、手鞠が飾ってあることがよくある...
...手鞠を蹴るときには、少しずつ距離を離しながら蹴るのがコツだ...
...手鞠には、季節ごとの模様や色が施されているものもある...
...輝く虹(にじ)を手鞠(てまり)にして投げたやうに...
泉鏡花 「印度更紗」
...立花崩し、裏銀杏、芝雀、夕顔、皿輪、よこがい、かぶせ、阿弥陀、両輪崩し、ウンテレガン、天保山、いびし、浦島、猫の耳、しぶのう、かせ兵庫、うしろ勝山、大吉、ねじ梅、手鞠、数奇屋、思いづき、とんとん、錦祥女、チャンポン、ひっこき、稲本髷、いぼじり巻、すきばい、すき蝶など……よくもこれだけの名前をつけられたものだと思う...
上村松園 「髷」
...しばしありてその岩に手鞠(てまり)ほどに光(ひか)るもの二ツ双(なら)びていできたり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...煙草(たばこ)の けむりは丈八(ぢやうは)つあん…………とん/\とんとつく手鞠(てまり)...
竹久夢二 「桜さく島」
...床の間に小手鞠(こでまり)の花が活かっていたが...
寺田寅彦 「柿の種」
...日本の昔でも手鞠(てまり)や打毬(だきゅう)や蹴鞠(けまり)はかなり古いものらしい...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...脊から腰には二人の唐子が手鞠(てまり)をついて遊んで居た...
富田常雄 「刺青」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...「この手鞠は、お前が拵(こさ)えたのか」手鞠はかがり掛けで、綾になった飾り糸が半分ほど掛けてありますが、普通の娘達が趣味にもたしなみにも作る、五色の糸の美しく綾なすのと違って、かがり方は如何(いか)にも巧みですが、色糸は白と青と、そして黒だけ、はなはだ淋しくて変ったものでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...折角かがりかけた手鞠の色糸を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木綿糸を巻いて手鞠にかがった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...みんなが羽根や手鞠(てまり)をついていると...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...手鞠等を興行したこともある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...これはほんの手鞠代(てまりだい)と...
樋口一葉 「たけくらべ」
...麻糸でギリギリギリと巻き立てて手鞠(てまり)ぐらいの大きさになったら...
夢野久作 「爆弾太平記」
...手鞠(てまり)のように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...よい手鞠(てまり)が見つかったな...
吉川英治 「柳生月影抄」
...椽先(ゑんさき)で手鞠(てまり)をついて居り升た...
若松賤子 「黄金機会」
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