...手脚を使って山を登るのは大変だ...
...彼女はアクロバットのように手脚を使ってジャンプした...
...経費削減のために手脚を尽くしてもう一度やり直した...
...泥棒は素早く手脚を使って逃げた...
...論文を書くには手脚が必要だ...
...百濟王の獻じたりといふ觀音木像、丈九尺幅二尺餘、纖にして脩、柳絲の地に貼せるが若し、木像の四天王は佛壇の四偶に在りて、直立して得物を執れるさま、捧げ銃を行ふ番兵に似たり、手脚弩張せず、顏貌も苦りてはあれどたけりては在らず、山口直作といへば、推古の世のものなるべし...
内藤湖南 「寧樂」
...兵馬が手脚(しゅきゃく)を着くるところなきほどに惑乱しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...手脚の着けどころが無いのでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは人間は口や鼻からばかりでなく手脚の爪からも息をするからだと...
中谷宇吉郎 「温泉1」
...手脚で激しく畳を打ちながら皮肉な悲鳴を挙げつづけてゐた...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...手脚を極端に縮めながら...
牧野信一 「創作生活にて」
...彼は草で編んだ蓑のやうなものを着て露出する首筋やら手脚は真黒に塗つてゐた...
牧野信一 「創作生活にて」
...酔つたからというて無闇と手脚を伸すこともかなはず...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...尸の手脚の關節碎け始めた...
南方熊楠 「詛言に就て」
...一太の往来を駈けずり廻る手脚にはお話にならず狭かった...
宮本百合子 「一太と母」
...貧血した手脚を温めるはうが結果が出てくるに違ひない...
吉川英治 「折々の記」
...細ツこい體質がそれきり牛蒡か人參みたいな細い手脚をしてゐます...
吉川英治 「折々の記」
...手脚を抑えていてくれ」と...
吉川英治 「三国志」
...手脚はおののき、顔色は真っ蒼に変り、額から冷たい汗をながしていたが、やがて、「むしの知らせか、昨夜は、二度も夜半(よなか)に眼がさめて、何となく、魂(こころ)が愕(おどろ)いてならなかったが……」と、つぶやき、やがてさんさんと涙して、「ぜひもない宿命...
吉川英治 「三国志」
...烈火と爆煙にはねとばされた蛮兵の手脚は...
吉川英治 「三国志」
...手脚を伸べて休息するがよい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...手脚を突ッぱって地にもがいているのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...親から満足にもろうた手脚を...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索