...そのうちわたしきっと木村のほうに手紙を出すから安心してくださいまし...
有島武郎 「或る女」
...だが僕はさしあたって誰に手紙を出すあてもなかった...
石川欣一 「比島投降記」
...然し手紙を出す都合もあると思つたから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...手袋を得んためにポー(訳者注 革の意)の町に手紙を出すは誤りである(訳者注 ファヴォリットの名は寵愛の意を有することを記憶せられたい)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...けれども坂越の男にそういう手紙を出すのは...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...敬太郎はこの手紙を出すと同時に...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...親分」八五郎は懷中から一通の手紙を出すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どこへ手紙を出すのだらう...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...吉田氏へ手紙を出す事にきめる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...どうやらまあ建築事務所宛にこの手紙を出す口實が見つかつたと云ふやうなもの...
堀辰雄 「夏の手紙」
...手紙を出すことにした...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...」と手紙を出すと...
水野葉舟 「香油」
...手紙を出すより自分たちの行く方が速い...
村井弦斎 「食道楽」
...たびたび手紙を出すようになったのはその頃からのことであった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「……そ……それを……手紙を出すことを許して頂けませんでしょうか……一知に……」「……誰に宛てて……書かせるのかね」腰をかけて茶を飲んだ老検事がやっと口を利いた...
夢野久作 「巡査辞職」
...参考のために是非お知らせ下さいませ」と手紙を出す少女が居るという位だから……...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...手紙2日本へ手紙を出すのは月曜か木曜でなければ此処は役に立たない...
横光利一 「欧洲紀行」
...手紙を出すごとにこう上京をすすめていた老母が...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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