...「手籠めにする」相手を誘惑して自分の考えに乗せる...
...「手籠め作戦を仕掛ける」規模の大きな計画を立てて、相手の意見を尊重しながら徐々に自分の意向に誘導する...
...「手籠めにされる」相手の策略にかかり、自分の持つアイデンティティーや意見が曖昧になってしまう...
...「手籠を担ぐ」重いものや大量の物品を持つ時に、両手に籠を持って胸の前で担ぐ...
...「手籠めにされた人」自分自身が考えることができずに、相手の思考や行動に影響を受けてしまった人...
...」お藤は得三の手籠(てごめ)にされて...
泉鏡花 「活人形」
...三宅博士は木通蔓(あけびかづら)の手籠をさげて...
薄田泣菫 「茶話」
...博士は黙つて木通蔓の手籠を手渡しした...
薄田泣菫 「茶話」
...」町長は持重(もちおも)りのする手籠をその男に差し出した...
薄田泣菫 「茶話」
...もし自然木の牧場の柵の傍にでもあればもしそれロシア更紗のガウンでもきて手籠をもつた若い細君でも過ぎてゆくとしたら...
竹久夢二 「砂がき」
...手籠にでもするやうにしつかり抱きついて...
田山花袋 「歸國」
...手籠にされる覚(おぼえ)は無い」半十郎悲憤の声を絞りましたが...
野村胡堂 「江戸の火術」
...こんな卑怯な方法で自分を手籠にした激怒が胸にこみ上げます...
野村胡堂 「江戸の火術」
...立派な御用聞を手籠(てごめ)にしたり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手籠にされるような男ではなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「容易のことで手籠(てごめ)にされる親分ぢやありませんが」滅茶々々に取亂した死骸から顏を反(そむ)けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...清兵衞が手籠(てごめ)にしさうになつたのを見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若黨風情に手籠にされるやうな間拔けなことはあり得ません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手籠にしようとして居るのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの女は手籠めや足籠めに驚く柄じゃない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手籠に、いちじくのはじけたのを土産に買って来てくれる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...彼は手籠を提げて...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...早速そこへ入って見ると書記のレオナールが高手籠手(たかてこて)に縛されて床の上に俯伏せに倒れていた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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