...「手籠めにする」相手を誘惑して自分の考えに乗せる...
...「手籠め作戦を仕掛ける」規模の大きな計画を立てて、相手の意見を尊重しながら徐々に自分の意向に誘導する...
...「手籠めにされる」相手の策略にかかり、自分の持つアイデンティティーや意見が曖昧になってしまう...
...「手籠を担ぐ」重いものや大量の物品を持つ時に、両手に籠を持って胸の前で担ぐ...
...「手籠めにされた人」自分自身が考えることができずに、相手の思考や行動に影響を受けてしまった人...
...すでに手籠にあおうとしたが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...」町長は持重(もちおも)りのする手籠をその男に差し出した...
薄田泣菫 「茶話」
...それから二人して店の品物をまた手籠へしまい込んで...
太宰治 「魚服記」
...成る程、油断できぬわい」「それで、手間取ったのか」「いいや、遅参致したのは――つい先刻、出し抜けに、四ツ本が参って、手籠めにして、道具諸共、御門外追放じゃ」「三日の間と、申すでないか」「それが、急に、今日中に、出て行けと、足軽の十人も引連れて来たが――」「無体なことをするのう」「だから、軽挙ができぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...わたくしは日々手籠(てかご)をさげて...
永井荷風 「葛飾土産」
...「井上半十郎と知って、手籠にしたか、稲富」「いかにも」「卑怯だろう」半十郎はハタと睨みました...
野村胡堂 「江戸の火術」
...強盜に手籠(てごめ)にされさうになつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...往來で手籠にされるのを見られたくありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若旦那の勘次郎が手籠(てごめ)にしようとしたんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町娘を手籠(てご)めにして済むと思うか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若黨風情に手籠にされるやうな間拔けなことはあり得ません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...贅澤で大旗本の馬鹿息子でもなきや差さない代物(しろもの)だ」「あの野郎がお玉を手籠にしたのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お信は手籠(てごめ)にされかけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――お由利は危ふく手籠(てごめ)にならうとしたことだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日は手籠を持って出て行きましたから...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...けだしコン吉が手籠の編目に...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...彼は手籠を提げて...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...腕には重たげな手籠をかけ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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