...「手籠めにする」相手を誘惑して自分の考えに乗せる...
...「手籠め作戦を仕掛ける」規模の大きな計画を立てて、相手の意見を尊重しながら徐々に自分の意向に誘導する...
...「手籠めにされる」相手の策略にかかり、自分の持つアイデンティティーや意見が曖昧になってしまう...
...「手籠を担ぐ」重いものや大量の物品を持つ時に、両手に籠を持って胸の前で担ぐ...
...「手籠めにされた人」自分自身が考えることができずに、相手の思考や行動に影響を受けてしまった人...
...……それは手籠(てご)めです……わたし……」といって少し情に激してうつむいてまた何かいい続けようとするらしかったが...
有島武郎 「或る女」
...清さんが手籠めにされて身を汚されたものとしか思えませんでした...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...わたくしは日々手籠(てかご)をさげて...
永井荷風 「葛飾土産」
...若旦那の勘次郎が手籠(てごめ)にしようとしたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手籠めにされ相になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伯父が強引にお北さんを口説いて手籠にし兼ねない樣子を見ると我慢が出來なかつたんです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...到頭お關を手籠同樣に妾にしてしまつたのださうです」「――」「お關の親の半兵衞が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...力ずくで手籠めにするかも知れず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怪しい男に手籠めにされております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...粒選りの娘が住んで居るだけぢやありませんか」「それがどうして變なんだ」「あの三人娘の一人お吉坊――先日銀之助に手籠にされ損ねた」「それが?」「若旦那丹三郎と急に親しくなつたから變ぢやありませんか」「少しも變ぢやないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手籠の中から、寒天菓子や、果物や、ボンボンや、葡萄酒が取り出されるにつれ、宴会はすばらしいものになって来ました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...伯母さんがこの手籠を下すったので...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...手籠に、いちじくのはじけたのを土産に買って来てくれる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...手籠をさげてはいつて來た...
林芙美子 「雪の町」
...手籠を持った馬耳塞(マルセイユ)人――それぞれクッションのバネの滑(すべら)かな動揺につれて...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...身近に置かれたるマルセイユ人の手籠の編目へ鼻の先を突っ込んで睡眠しているのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...猪之の提げている手籠は食事を運ぶもので...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...尊公を生贄にしようと手籠にした賊じゃ」「はははは...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??