...「手籠めにする」相手を誘惑して自分の考えに乗せる...
...「手籠め作戦を仕掛ける」規模の大きな計画を立てて、相手の意見を尊重しながら徐々に自分の意向に誘導する...
...「手籠めにされる」相手の策略にかかり、自分の持つアイデンティティーや意見が曖昧になってしまう...
...「手籠を担ぐ」重いものや大量の物品を持つ時に、両手に籠を持って胸の前で担ぐ...
...「手籠めにされた人」自分自身が考えることができずに、相手の思考や行動に影響を受けてしまった人...
...」町長は持重(もちおも)りのする手籠をその男に差し出した...
薄田泣菫 「茶話」
...どこかに連れこんで手籠めにしたとか...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...元の良夫(おっと)――乞食のように落ちぶれ果てた丹波高一――に手籠(てごめ)にされたと判ったら...
野村胡堂 「踊る美人像」
...強盜に手籠(てごめ)にされさうになつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...立派な御用聞を手籠(てごめ)にしたり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「容易のことで手籠(てごめ)にされる親分ぢやありませんが」滅茶々々に取亂した死骸から顏を反(そむ)けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのお紋が馬鹿殿に手籠にされた」「――」「喜助へさう言つてくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...贅澤で大旗本の馬鹿息子でもなきや差さない代物(しろもの)だ」「あの野郎がお玉を手籠にしたのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「手籠(てごめ)なんか飛んでもねえ話で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後で金太を手籠めにした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...粒選りの娘が住んで居るだけぢやありませんか」「それがどうして變なんだ」「あの三人娘の一人お吉坊――先日銀之助に手籠にされ損ねた」「それが?」「若旦那丹三郎と急に親しくなつたから變ぢやありませんか」「少しも變ぢやないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...だから此間銀之助がお吉を手籠めにしようとした時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...竹で出来ている手籠(てかご)のようなものを腕にぶらさげていた...
堀辰雄 「三つの挿話」
...まるで手籠めにでもなるのを阻(はば)むもののように床の中で次郎吉は...
正岡容 「小説 圓朝」
...五人とも包みや手籠(てかご)を持って...
山本周五郎 「似而非物語」
...まさか手籠(てご)めにするようなこともないだろう...
山本周五郎 「花も刀も」
...手籠や角樽(つのだる)や...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...手籠から燗鍋(かんなべ)や盃(さかずき)や箸(はし)などを取出して...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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