...「手籠めにする」相手を誘惑して自分の考えに乗せる...
...「手籠め作戦を仕掛ける」規模の大きな計画を立てて、相手の意見を尊重しながら徐々に自分の意向に誘導する...
...「手籠めにされる」相手の策略にかかり、自分の持つアイデンティティーや意見が曖昧になってしまう...
...「手籠を担ぐ」重いものや大量の物品を持つ時に、両手に籠を持って胸の前で担ぐ...
...「手籠めにされた人」自分自身が考えることができずに、相手の思考や行動に影響を受けてしまった人...
...……それは手籠(てご)めです……わたし……」といって少し情に激してうつむいてまた何かいい続けようとするらしかったが...
有島武郎 「或る女」
...すでに手籠にあおうとしたが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...吾輩を人事不省に陥(おとしい)れて手籠めにした...
海野十三 「深夜の市長」
...博士は黙つて木通蔓の手籠を手渡しした...
薄田泣菫 「茶話」
...父親は毎朝その品物を手籠(てかご)へ入れて茶店迄(まで)はこんだ...
太宰治 「魚服記」
...手籠にしようといたしましたから...
田中貢太郎 「魔王物語」
...わたくしは日々手籠(てかご)をさげて...
永井荷風 「葛飾土産」
...立派な御用聞を手籠(てごめ)にしたり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...清兵衞が手籠(てごめ)にしさうになつたのを見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お信は手籠(てごめ)にされかけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手籠めにしたとかしないとか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今晩にも狒々野郎に手籠めにされるかと思ふと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...食物を皆手籠にしまうんだよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...バナナン大将手籠(てかご)を持ちてその下を潜(くぐ)りしきりに果実を収む...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...まさか手籠(てご)めにするようなこともないだろう...
山本周五郎 「花も刀も」
...恐れながらおちづ姐さんを手籠めにしようとして...
山本周五郎 「風流太平記」
...手籠から燗鍋(かんなべ)や盃(さかずき)や箸(はし)などを取出して...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...手籠の中には、海草だの、蛤(はまぐり)や鮑(あわび)などが売れ残っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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