...お茶漬の支度をさせて手盛りで一枚だけサラサラと掻きこんだ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...市会議員の歳費千二百円を三千円に増額お手盛りしようとした事実を...
戸坂潤 「社会時評」
...君たち手盛りで遠慮なく食い給え...
中里介山 「大菩薩峠」
...飯櫃から冷たい飯を手盛りにしては...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
...若しくは手をつけてもこれほど焚き立ての飯のやうにふつくりと手盛りには出来なかつたのだ...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...「それはちょっと待って下さい」「なんだと」「そうそっちのお手盛りで片づけられては困ります」「お手盛りとはなんだ」「おまえさんの勝手に事を片づけられては困るということです」と六兵衛が云った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...「お手盛りの丞相」と...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索