例文・使い方一覧でみる「手機」の意味
スポンサーリンク...それを紺屋に渡して染めさせたのを手機（てばた）に移して織るのであった... 
寺田寅彦 「糸車」
...裏の炊事場（かまや）の土間の片すみにこしらえた板の間に手機が一台置いてあった...
寺田寅彦 「糸車」
...鋼鉄製あるいはジュラルミン製の糸車や手機（てばた）が家庭婦人の少なくも一つの手慰みとして使用されるようなことが将来絶対にあり得ないということを証明することもむつかしそうに思われる...
寺田寅彦 「糸車」
...昔の下級士族の家庭婦人は糸車を回し手機を織ることを少しも恥ずかしい賤業（せんぎょう）とは思わないで...
寺田寅彦 「糸車」
...ただ思いがけなくも所々の農家で今も手機（てばた）の音を時たま耳にします...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...また静かな手機から喧（かまびす）しい織機へと転じました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...なぜ幼穉（ようち）だと笑われている手機や草木染（くさきぞめ）の方が実着なものを生むのでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...手機（てばた）や草木染（くさきぞめ）の時代は手堅い仕事を見せましたが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...大体紬類は手機（てばた）あってのものですし...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...地方的な手機（てばた）ものの味（あじわ）いはありません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...今も一万台の手機（てばた）が動くといいます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...蘆品（あしな）郡新市（しんいち）町には今も多少は手機（てばた）の音が響きます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...こういう手機（てばた）ものが他に少い時とて...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...しかも近頃は手機（てばた）に便（たよ）るよりも機械に任せることが主になったので...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...柄（がら）の細かいよい品を手機（てばた）にかけました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...そうして糸の性質が手機（てばた）をどうしても必要とするからであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...僅（わず）かの変更をもってこれを家々の手機（てばた）で織り出すことができた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...手機（てばた）も糸引き車も今は博物館に行って見るばかりになった...
柳田国男 「木綿以前の事」
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