...そのまわりには鉄の手摺りがあるが...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...わざと平氣で手摺りにもたれたまま...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...階段の手摺りに添うた廊下で義雄をくひ止め...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...昇降にはこはい手摺りのついた急勾配の階段になつてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...手摺りの処に梢を出してゐる八重桜が娘の目を遮ぎるのである...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...あれは奈良からも見えてゐたから知つてる」娘は手摺り伝ひに左りへ/\と寄つて行つて...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...凭りかかっている手摺りからしきりに下を覗きながら)だからさ...
林不忘 「安重根」
...(手摺りから下の露路を覗いて)ね...
林不忘 「安重根」
...安重根は手摺りに倚って空を仰いでいる...
林不忘 「安重根」
...」お銀は手摺りに干してある座蒲団の柄合いなどから...
徳田秋声 「黴」
...典型的な上段ノ間だったのです……広縁の前の手摺りは...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...表には鉄柵の手摺りが出ていて...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...君が家も窓も手摺りも朧かな女の家は山の手の花街のはづれにあつた...
正岡容 「寄席風流」
...その灯かげに浮きだしてゐる細い手摺りが...
正岡容 「寄席風流」
...二階の手摺りから体をのり出して見ている中に...
武者金吉 「地震なまず」
...上を見ると宿の二階の手摺りに右門と伝六おふみに伊吉...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...S=その二階手摺りに凭れて...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...手摺りに取りついて...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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