...書き留めて置いた手控えである...
芥川龍之介 「上海游記」
...それから手控えには書いてないが...
芥川龍之介 「上海游記」
...」私の手控えはこれだけである...
芥川龍之介 「上海游記」
...つい僕も手控えるのです...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...資本主義諸国に於てのような制限や手控えは現在少しも必要ではない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...留置場に這入り切らない程出て来るから手控えているというのだが...
戸坂潤 「社会時評」
...自ら手控えたのである...
豊島与志雄 「程よい人」
...たぶんその死後間もなくなおまざまざしい記憶と生前枕べでの手控えをたよりに思い出ぐさにもとおもって書いておいたものである...
中勘助 「妹の死」
...老妻の手控えによると...
野村胡堂 「胡堂百話」
...梁の恵王常に趙を撃たんとしたが楚を畏れて手控えいた...
南方熊楠 「十二支考」
...手控えのようなものも交っていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...その手控えは保存してあるのだが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...某学校での講演の手控えである故に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...」傍に千鶴子がいるので今日の争いは手控えようと矢代は思っていたのだが...
横光利一 「旅愁」
...手控えを取出して...
吉川英治 「大岡越前」
...宿帳の名前をズラと自分の手控えに書き写しておいたという次第でございますよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それを手控えるようなポルトガル人ではなかったであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
...「枕草紙」という語が右のような「手控え」を意味して用いられたとしても...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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