...中から手招きをするので...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...少し離れたところから手招きしてゐる房一と小谷とに気づいて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...折柄人の善ささうな四國遍路の老人が杖にすがつて歩いてゐるのを見付けて手招きし『よかつたらお辨當の殘りを上げるが』といふと世にも嬉しげに最敬禮をしながら近づいて來た...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...微笑(ほほえ)んで手招きしました...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...敏子を手招きしました...
豊島与志雄 「旅だち」
...いかにも首をくくりいいように手招きをしていやがる...
中里介山 「大菩薩峠」
...室(へや)の出口でちょっと振り返って芳江を手招きした...
夏目漱石 「行人」
...準備良ければ取りかかろう」アイダがアニーを手招きして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...大奥様がラルフを見つけて手招きした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...巡査が手招きをしているのである...
山之口貘 「野宿」
...――と表に待っていた吉公が「隠居さんちょいと」声をひそめて手招きをする...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...栄二に手招きをした...
山本周五郎 「さぶ」
...丈(たけ)の長いおどろしき黒髪が軒ばに手招きしている小間物店(こまものみせ)は...
吉川英治 「江戸三国志」
...屋根の子猫に手招きしたりしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...かれの手招きにつりこまれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...手招きして笑いぬく...
吉川英治 「随筆 新平家」
...前のように手招きした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ここへお出(い)でよ、ここへ腰かけよう」と、手招きした...
吉川英治 「宮本武蔵」
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