...そっちが来て手当てしてくれと言った...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...戦場で負傷(ふしょう)したきずに手当てをする余裕(よゆう)がなくて打(う)っちゃらかしておくと...
寺田寅彦 「蛆の効用」
...家ではどうしても手当てが行き届かないそうですから...
徳田秋声 「黴」
...当座の手当てとしてじかに八万ルーブルわたして...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...調教授を中心とする医員学生の一団が駆け回って手当てに忙しい...
永井隆 「長崎の鐘」
...手当てを怠らぬとはいうものの...
永井隆 「長崎の鐘」
...一つの隣組の生き残った者が何人か隣組の防空ごうに集まって取りあえず死体の整理と負傷者の手当てを行なった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...何らの手当てもしには来なかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...アマーリアは食事の世話をしたり、看病したり、手当てをしたり、あらゆる仕事を引き受けました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼等のための手当て...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...わざわざ実家に舅姑(きゅうこ)を訪(と)いて遺族の手当てを請求しけるに...
福田英子 「妾の半生涯」
...悪魔のようにのぞいている私の目の下でお前は痔の手当てをすませると手当てをしているうちから...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...できるだけ手当てしておくように云ってくれ」半太夫はすぐに去った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...他の負傷者を手当てする事です...
夢野久作 「戦場」
...「すぐに手当てを加えろ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...手当ては後にして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...源内の懸命な手当ても...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お吉と一緒に病人の手当てをしていたお綱は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??