...目下僕の家に置いて手当てしているので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しばらく御きゅうそくあそばされお手当てをおうけになっていらっしゃいますと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...いくら手当てをしても駄目(だめ)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いずれもエポニーヌとアゼルマとの長い病気の手当てと薬の代であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三男のほうは頭に傷を受けていたのでその手当てをしたが...
永井隆 「この子を残して」
...次々と手当ての指図をする...
永井隆 「長崎の鐘」
...私たちはそこでただちに応急手当てを始めた...
永井隆 「長崎の鐘」
...手当てが済んだらお茶のご馳走が出るだろう...
永井隆 「長崎の鐘」
...一応の手当てはしましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...舞田からの相当の手当ては...
林芙美子 「瀑布」
...何か手当てはあるんですか?」「五〇〇フランは出ます」「これだけのことをやらしておいて...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...器用に腕を手当てしてくれた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...小さい創は何んの手当てもせず何時もその儘(まま)に投(ほう)り放しで置きます...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...舟木先生! なんとか手当てをして下さって! あの...
三好十郎 「冒した者」
...躯の要所へ手当てをして貰っていた...
山本周五郎 「思い違い物語」
...けれども手当てにかかる暇もなく...
山本周五郎 「寒橋」
...お吉と一緒に病人の手当てをしていたお綱は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...応急の手当てをする物やら...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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