...敵の情深い手当てを受けて衣食住には少しも不自由をしなかったし...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...あのかたのほうへ手当てをしてあげたり...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それからまだ何か手当てをしていただきましたっけ……本当に危うく死にそうでしたよ」「でも癲癇っていう病気は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...手当ては複雑で困難だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手当ての時には、ジルノルマン嬢は謹(つつし)んで席をはずしたが、ジルノルマン氏はいつもそこについていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「負傷者の手当てをしよう」と長老がいう...
永井隆 「長崎の鐘」
...次々と手当ての指図をする...
永井隆 「長崎の鐘」
...致死量以上の照射を受けた者はどんな手当てをしても助からない...
永井隆 「長崎の鐘」
...ともかくも手当てをさせて腰縄を打ってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前はどうしたのだ」平次は手当てを終った女房のお静に改めて訊くのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大の男が一晩中泣き明かすのですからね」「手当てはしないのですか」「そうですねえ...
北條民雄 「いのちの初夜」
...舟木は奥さんの手当てに夢中になったんです...
三好十郎 「冒した者」
...悪魔のようにのぞいている私の目の下でお前は痔の手当てをすませると手当てをしているうちから...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...躯の要所へ手当てをして貰っていた...
山本周五郎 「思い違い物語」
...私はそればかりを心頼みに致しましてこの病院でお手当てを受けております...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...負傷の手当てなどいうものは第四...
夢野久作 「戦場」
...手当ていたしておりまする」「そうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...いろいろ手当てを尽くしてみましたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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