...手当てに一刻の猶予もできないことなどを語って帰った...
伊藤左千夫 「去年」
...さういふ手当てを...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...至急に手当てをして見ましょう...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...何から何まで手当てずみであるかのように思う人もある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...大して心配することもなさそうだと言って局部へ手当てを施し...
徳田秋声 「足迹」
...私たちはそこでただちに応急手当てを始めた...
永井隆 「長崎の鐘」
...調教授を中心とする医員学生の一団が駆け回って手当てに忙しい...
永井隆 「長崎の鐘」
...手当てが済んだらお茶のご馳走が出るだろう...
永井隆 「長崎の鐘」
...お前はどうしたのだ」平次は手当てを終った女房のお静に改めて訊くのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...眼科へ寄って手当てしてから劇場へ行ってみると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何年間も折りにふれ手当てされました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...すぐ手当てしなければ」「必要ない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...私はそればかりを心頼みに致しましてこの病院でお手当てを受けております...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...医者の診察、手当ての仕方は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「早々(そうそう)に駈けもどって軍(いくさ)の手当てをいそぎまする...
吉川英治 「私本太平記」
...どこかへ落ちつかせて手当てをしなけりゃあ……」「深傷(ふかで)か?」「深傷だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...源内の懸命な手当ても...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その手当てにも追われていたんで」で――眼八の腹の中の口書は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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