...オットー中佐はその知人に「日本人は手強い」とこぼしていたそうである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...この相手はなかなか手強い奴だった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...相当手強い敵ですよ」大西洋をはさんで...
海野十三 「地球要塞」
...少し手強いかも知れぬよ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...質屋のつるつる顔の店員は手強い男らしい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...手強い相手なのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...大工上りの手強いところを見せてやれ」「何っ」小藤次は...
直木三十五 「南国太平記」
...お君の胸には手強い響きを与えたもののようであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちには手強いのが要(い)る」「親分は」「俺は行くまでもないだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――少し手強いぞ」二人はそそくさと支度をすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たしかに手強い相手にちがいない...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...今度は恐喝よりはちっとばかり手強いぜ...
久生十蘭 「魔都」
...反對派の手強い壓迫の底には...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...10490手強い...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...手強いのは懐手をした相棒が居て横からジロジロ睨んでいるから...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そんな事にビクついちゃいねえんだ」中でも手強い源六という仲間(ちゅうげん)...
吉川英治 「江戸三国志」
...織田方でも柴田とか佐久間とかは、ちと手強いが、こんどの将は、木下藤吉郎とか、足軽に毛のはえたようなのが頭(かしら)だから……」好きに舌を動かして喋舌(しゃべ)っていると、ひとりが、叱(し)ッ――と眼くばせする...
吉川英治 「新書太閤記」
...仇(かたき)が手強(てごわ)ければ手強いほど...
吉川英治 「八寒道中」
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