...省作はおはまの手引きによって...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...十四五になる小坊主に手引きをさせて京の町をさまよい歩き...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...印刷文化の大衆化につれて印刷屋を開業しようとする人のための手引きといつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その固定した神秘なものを引きだす手引きが...
中井正一 「美学入門」
...お兼に手引きをさせ井崎八郎と勘次に千両箱を三つ盗み出させて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「意地の出(ん)ぢらー手引き...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...暗殺者を「巴里」へ手引きして来たのは笑子なんだから...
久生十蘭 「魔都」
...卑劣な女房の手引きで殺された」「嘘だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...望みを協(かな)えてくれねば重信の一子を殺害するとていい寄った浪人磯貝浪江は思いを遂げてのち正直の下僕正介を脅かして手引きをさせ...
正岡容 「我が圓朝研究」
...そなたの手引きで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あの女(あま)ッ子の――お初の奴の手引きをして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...王命婦(おうみょうぶ)に手引きを迫ることのほかは何もしなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手引きの者にせがんでいるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「……まさか迯がす手引きをするようなことはないでしょうな」「わたくし黒川一民のむすめでございます」殆んど夢中でそう云った...
山本周五郎 「菊屋敷」
...甲府攻(こうふぜ)めの手引きして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...織田家へ随身を申し入れて来たことで――その人々を説きまわって手引きの役目をした者は即ち...
吉川英治 「新書太閤記」
...李吉の手引きで、おれが目ボシをつけたのは、そんなケチな相手じゃねえ」「ふウむ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...アラビア人の手引きによって南方ボルネオのブルネイを訪れたりなどした...
和辻哲郎 「鎖国」
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