...野郎が有難い事を云ったってかんかん虫手合いは鼾をかくばかりで全然(からっきし)補足(たし)になら無えってんで...
有島武郎 「かんかん虫」
...かんかん虫手合いで恐がられが己れでよ...
有島武郎 「かんかん虫」
...もとより相手になる手合いではないが...
伊藤左千夫 「水籠」
...いつもふところ手をして遊んでいればいいというような手合いらしい...
岩野泡鳴 「耽溺」
...それは社会の四分の三が奴隷ども――つまりああいった猿の手合いから成り立ってるからなのだよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...おまえは知らないかい? こういう手合いには...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「虚仮というのは事更に飾る手合いをいうのである...
中里介山 「法然行伝」
...こういう手合いは...
中島敦 「李陵」
...握った手をひろげようともしくさらないんだ! ところがこんな手合いが指の一本か二本でもひろげようものなら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...また自から上流社会に加わらんとする手合いがそれに追随するのだ! そのくせ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いっこう平気でビクビクしない手合いもあるにはあったが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こういう手合いにかかっては降参である! 彼等は神は信じないで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼が頭を掻いたのは一体どういう訳だろう? いや一般にこういう手合いが頭を掻くのはどういう時だろう? 明日あたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しかもその手合いがそんな悪党だとは夢にも知らず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...前に彼がそんな手合いと容易に関係を取り結ぼうとしなかったのは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そういう手合いの巻添えを喰って...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...口の上手な手合いが...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...趣味とか趣向とかいうものは薬にしたくも持合せのない手合いでした...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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