...伯爵は手先が器用で変装が巧みで...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...伊右衛門は手先が器用で大工が出来るので...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...外人にしては手先が器用だし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ほんとうに、この妹にはこう云う仕事好きな一面もあったのだ、活動的で、じっとしていられない性分であるから、グレ出したら悪い方へもどんどんグレて行くけれども、導きようで良い方へも伸びる人なのだ、才能があって、手先が器用で、僅(わず)かな間に何事でもモノにしてしまう妙子、………舞を舞わしても上手であるし、人形を作らしても立派なものだし、洋服を縫わせれば又この通りだし、………全く、まだ三十になるやならずの女の身で、こんなにもいろいろの技術を備えている者があるだろうか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...手先が器用だった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...少々手先が器用で...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...美しい手先が器用に芋を裏返し...
豊島与志雄 「塩花」
...「両方とも手先が器用であることが必要なので...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...兎(と)に角(かく)に何をするにも手先が器用でマメだから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いかに人形使いの手先が器用であるからといって...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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