...そういうものには手をつけないでください...
海野十三 「金属人間」
...手をつけないのだった...
海野十三 「すり替え怪画」
...百位のNにはつひに手をつけないで解くことができた...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...病人が手をつけないのか...
田中貢太郎 「海異志」
...進歩という事にさえかまわなければ手をつけないでそのままに安んじておくほうがいわゆる処生の方法とも暗合して安全であるかもしれない...
寺田寅彦 「自画像」
...しかしこの問題もここには手をつけないでしばらくそっとしておく...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...本当に心が直るまで手をつけない方がよかろうということです」「困ったものですね」「え...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしだれも手をつけない...
夏目漱石 「三四郎」
...しかもほかにまだ一枚手をつけないのが...
夏目漱石 「明暗」
...土竈(へつつひ)へは誰も手をつけないだらうな」「親分が來なさるまで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その癖がついて、洋食は大きくなるまで食べないで、手をつけないで、きらいではない習慣をもった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...手をつけないでおいた利子もそのあいだに少しばかり増えた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...仕事にはまだちつとも手をつけないでゐるが...
堀辰雄 「手紙」
...十三夜の供物にするまではこれには一つも手をつけないのが習慣だつた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...「ここのモリブデンの鉱脈は当分手をつけないことになったためなそうです...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...手をつけないでおくことにしよう...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ネコとネズミのいっしょのくらし」
...おれの生活には手をつけないでもらいたい...
山川方夫 「愛のごとく」
...係り官が来るまでは手をつけないように...
山本周五郎 「季節のない街」
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