...ただ制する手ぶりをした女が見える...
岩野泡鳴 「耽溺」
...呪文(じゅもん)の手ぶりに...
江戸川乱歩 「影男」
...種々さま/″\の手ぶり手まねをして...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...手ぶりで何か話そうとするのを見てびっくりした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...手ぶりで何か話さうとするのを見てびつくりした...
薄田泣菫 「茶話」
...手ぶり身ぶりをしながら駆け出した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...年はよれどもまだ気がわこて若いあねごのそばがよい水々しい老尼は、自分を唄っているのかひとごとか、手ぶり、足ぶり、歌の声までも浮き立って、さして行方は花の大原、花尻の森の忍びの踊り...
中里介山 「大菩薩峠」
...後(のち)ジテの舞いの手ぶりを思わせるものがあるではないか...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...案の定ペンダア君は身ぶり手ぶりで話のペダルを踏みながら...
西尾正 「墓場」
...その手ぶりのよさ――わたしは最近伊勢の古市(ふるいち)までいって...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...身ぶり手ぶりで奴に家族の無事を聞いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...教師はもうやけくそになって御前試合の一くさりに手ぶり身ぶりまで加える...
本庄陸男 「白い壁」
...その時の手ぶりは途中でわなわなふるえだし彼は蒼ざめて自分から溜息をついてしまった...
本庄陸男 「白い壁」
...手ぶり足ぶみおもしろく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...思わず手ぶりを真似(まね)...
柳田国男 「海上の道」
...それいらい家ではいつかいちどお石どのの手ぶりを聴き...
山本周五郎 「日本婦道記」
...平四郎の手ぶりは強硬な意味をもっていた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...現在の舞の手ぶりの中には...
夢野久作 「能とは何か」
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