...人心地がついた所で頭の上の扁額(へんがく)を見ると...
芥川龍之介 「仙人」
...一つの扁額(図200)は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...扁額は活字の地金に似ていた(後で聞いたのだが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...非凡な扁額が沢山あった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...なかなかどうして彼等自身で運び出す――家屋は面目を一新して門口には旗竿と扁額……位が欲しければ京官(けいかん)となるもよし...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...神前に掲げられた扁額を見ると中央に「事代主神社」とあり...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...石室の入口には「申陽之洞(しんようのどう)」という扁額が懸(かか)っていた...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...扁額の支那人の字を見てゐた...
徳田秋聲 「二つの失敗」
...門の陶製の扁額に「首里の王おきやかもひかなし御代にたて申候...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...壁には扁額(へんがく)や聯を掛け...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...幟(のぼり)や扁額にまで...
火野葦平 「花と龍」
...常に窮極なる生命と生活の瀬戸ぎわでデルフオイの扁額を思ふのみなのだ...
牧野信一 「月評」
...二つの扁額(へんがく)...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...あの荊の輪飾の下の扁額(へんがく)に目を注ぐことがあるだろう...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...雨戸を固く鎖(とざ)したる本堂の扁額には霊鷲山(りやうじゆさん)...
夢野久作 「白くれない」
...」と千鶴子は一寸扁額を見上げて云った...
横光利一 「旅愁」
...茶亭(さてい)には花卉の鉢を陳(なら)べ乃木東郷両大将の記念自署などが扁額として掛(かゝ)つて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...忠義堂の扁額(へんがく)のほかに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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