...この事件は○○所轄署の管轄だ...
...所轄署とは、その地域の警察署のことを指す...
...免許の更新手続きは、住んでいる市区町村の所轄署で行うことができます...
...消費税の還付手続きは、空港で所轄署に提出する必要があります...
...取りあえず所轄署へ電話で報告をすると...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...所轄署としては、勿論近在の博徒(ばくちうち)たちの開帳で、刃傷の結果怪我人を出していると踏んだのであるが、踏み込んだ時には既に主人公も病母も、枕を並べて死んでいた...
橘外男 「仁王門」
...これに対して所轄署の厳重な注意を受けたことは場内世話係の不慣れに基づくもので...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...入れ違いに所轄署から来た...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...「それは困る」所轄署への遠慮で...
野村胡堂 「踊る美人像」
...直ぐ所轄署へ電話をかけた」「医者は呼ばなかったのか」「それから医者を呼んだが...
野村胡堂 「音波の殺人」
...「あ、織戸さん、丁度(ちょうど)宜(い)いところだ、長島若菜が殺されましたよ」「えッ、あの甘美(スイート)な流行歌を唄う、悩ましいレコード歌手かい」「早坂が電話で送っただけは書けたが、これじゃ朝刊が淋しい、警視庁へもう一人、所轄署へ一人、それから代官山の現場へ写真班と記者を二人ずつやって下さい、楽壇方面――大御所の天野さんと、レコード会社の文芸部主任と、其(その)辺は電話で間に合せるようにしましょう」「有難う、それで大体宜(よ)かろう、ところで長島若菜には長島博士という夫があった筈だが――」「二年も前に別れたんでしょう、あの甘酸ぱい女が学者の女房で納まって居るものですか」「いや、別居はして居るが、離縁にはなっていない筈だ、誰かやり度(た)いが、――人手はもう一杯か、千種君」「勇もそれを気にしていましたよ、――僕が行って来ましょう」「君が?」千種はもう社会部長の地位も忘れて、外套と帽子を取って居りました...
野村胡堂 「音波の殺人」
...時を移さず所轄署から係官が出張し...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...何分所轄署へ重大な密告書が...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...他殺か病死か所轄署の方はそれで済みましたが...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...所轄署の警部と千種十次郎だけをつれて...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...駆け付けて来た所轄署の警部に頼んで...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...その翌日交通巡査の深井浅治は所轄署へ書留郵便で辞表を提出した...
平林初之輔 「鉄の規律」
...ちゃんと所轄署があるんだから...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...君は所轄署がちがうからって傍観してるんですね?――つい橋の向こうで人殺しがあっても所轄外なら知らん顔しているんだね?私たちがむきになって食ってかかったので巡査は...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...時を移さず所轄署の活動となった...
牧逸馬 「上海された男」
...所轄署では×日の午後十時を期して×警部補指揮の下に和服が総出となつて公園附近をかり立てた結果札付きの不良少年三十名を取り押へたがその中でも比較的年が若くて質の好くない左の十五名を小笠原へ送ることゝなり...
牧野信一 「秋・二日の話」
...各住居地の所轄署を動員して今朝一斉に切りはなして引っぱらせたというのが実際の情勢らしかった...
宮本百合子 「刻々」
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