...憾(うら)むらくは所期の点に達し得なかつた...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...我等ハ右条項ヲ確守シテ所期ノ目的ヲ貫徹スベク...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...又(また)所期(しよき)の十一だも達(たつ)する能(あた)はざるは...
關寛 「命の鍛錬」
...あなた方が今まで作ってらした俳句は私の所期しておる所の線に沿うたものであると思います...
高浜虚子 「俳句への道」
...所期の結論が事実のために絶えず裏切られ勝ちなのは当然であろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...先づ所期通りの結果をこうすれば達成し得るといふ...
豊田喜一郎 「月産五百臺が我社の根本方針」
...所期の効果をあげなかったときに...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...何故所期の効果をあげ得ないかという点について...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...たいてい所期の効果をあげていないようである...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...やがては私の所期する処に自己の芸術を展開させて行くに違ひないと信じてゐる...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...油絵画家は最後まで所期のエスプリに向って追求の筆を止めるべきではないのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...明日倖(さいわ)い所期の地に着したとしても...
本庄陸男 「石狩川」
...あらゆる努力を払ってなお所期の目標から測り知れぬ遠きになお止るであろうか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...所期の目的は著しく達せられ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それはその所期する目的そのものを挫折せしめるべきものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...百歳致身吾所期...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...所期の予定数よりもはなはだ不足に思われたのは...
吉川英治 「私本太平記」
...所期の作戦を俄にかえて退かれたのか」「それも...
吉川英治 「私本太平記」
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