...憾(うら)むらくは所期の点に達し得なかつた...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...曲りなりにも所期の仕事を遂行せんと覚悟するに至ったのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...遂に所期の目的を達することが出來たのである...
高田力 「ベーシック英語」
...あなた方が今まで作ってらした俳句は私の所期しておる所の線に沿うたものであると思います...
高浜虚子 「俳句への道」
...理論は一般に所期の結論を先取する――前を見よ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...所期の結論が事実のために絶えず裏切られ勝ちなのは当然であろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...そこでこの裏切を封じて所期の結論――それが実は事実の歪曲でしかなかった――を固執し得るためには...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...かくては帝国の健全なる発展を所期することは出来ぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...先づ所期通りの結果をこうすれば達成し得るといふ...
豊田喜一郎 「月産五百臺が我社の根本方針」
...所期の成果をおさめ...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...所期の効果をあげなかったときに...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...いわんや聖骨によって開国を所期するの迂を正銘本気で考えた証拠として...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...明日倖(さいわ)い所期の地に着したとしても...
本庄陸男 「石狩川」
...あらゆる努力を払ってなお所期の目標から測り知れぬ遠きになお止るであろうか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...所期の目的は著しく達せられ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...百歳致身吾所期...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...所期の作戦を俄にかえて退かれたのか」「それも...
吉川英治 「私本太平記」
...正成にとっては所期のとおりな様相となったにすぎない...
吉川英治 「私本太平記」
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