...所感を書いて送る事にしよう...
芥川龍之介 「手巾」
...これ等の上品な所感や...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...海上四十日間の所感上海を経まして...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...また漱石氏を芝居に引ぱって行ってその所感を聞きとるような事もした...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...余之(これ)を聴き所感殊(こと)に深く...
太宰治 「盲人独笑」
...敢て所感の一端を記して序に代える所以である...
谷崎潤一郎 「大切な雰囲気」
...そこに写実の蘊奥がある(或る画家の所感を読みて)...
種田山頭火 「其中日記」
...『たけくらべ』第十回の一節はわたくしの所感を証明するに足りるであろう...
永井荷風 「里の今昔」
...この間(あひだ)N原(はら)へ行(ゆ)く途中(とちう)に起(おこ)つた一(ひと)つの出來事(できごと)に對(たい)する己(おれ)の所感(しよかん)を話(はな)して聞(き)かせたいのだ...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...いささか所感を述べたが...
新渡戸稲造 「自警録」
...その時に「所感」と題して私の作った拙い詩があるからオ目に掛けます...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...これは郷里に帰つて城北の侍町を過ぎた時の所感を述べたもので無論維新後に頽廃(たいはい)した侍町のつもりである...
正岡子規 「病牀六尺」
...二三の問や所感を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...メランティオスはディオニュシオスの悲劇について所感を問われたとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すこぶる所感を述べている...
柳田国男 「雪国の春」
...震災後の所感でも聴いてやろうと思って心当りを探して見ると驚いた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...予等夫妻は詩歌(しいか)を以(もつ)て滞欧中の所感を写した「欧羅巴(ヨウロツパ)」一冊を合作(がつさく)しようと計画して居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...いはゆる所感や評論も...
吉川英治 「折々の記」
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