...所感を書いて送る事にしよう...
芥川龍之介 「手巾」
...私はここで諸君と膝を打ち合せて私の所感そのままを演説し...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...其処で又たホトトギス紙上に俳句に対する短い所感を並べ始め...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...一向所感の身なれば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...近来すこしく深き所感も有之候まま...
太宰治 「不審庵」
...余之(これ)を聴き所感殊(こと)に深く...
太宰治 「盲人独笑」
...……(五月廿九日所感)活花のお師匠さん――といつてもまだ若い――北光君は語る――盛花からだん/\投入になつてゆくから面白いですよ...
種田山頭火 「旅日記」
...彼女はその雑誌に時々所感を寄する信州(しんしゅう)の一男子の文章を読んで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...『たけくらべ』第十回の一節はわたくしの所感を証明するに足りるであろう...
永井荷風 「里の今昔」
...あなたの明治座の所感と云うものを読んだが...
夏目漱石 「虚子君へ」
...所感の一端を述べたのである...
新渡戸稲造 「自警録」
...感情や所感に反対することはどんなことでも著しい不安・不快を与える...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その時に「所感」と題して私の作った拙い詩があるからオ目に掛けます...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...所感何時(いつ)までも生きて仕事にいそしまんまた生まれ来ぬこの世なりせばわれらの大先輩に本草学...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...メランティオスはディオニュシオスの悲劇について所感を問われたとき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日本人は如何(いか)にして渡って来たかという題目について所感を発表したことがあるが...
柳田国男 「海上の道」
...所感なぞいう気もちにはとてもなれません...
夢野久作 「所感」
...徐ろに種種旁系の問題を出して対者をして先づ所感を言はしめ...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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