...その対岸が常陸の国戸頭(とがしら)である...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...お納戸頭などと十分に御打合わせを願うた上で...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...渋川ナニ吾……それは御納戸頭の渋川円吾様では御座りませぬか」「おお...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...これから先、大目付様が、日田のお金奉行の手先とは言え歴(れっき)とした公方様の御家来の野西春行を、どのような風に処置さっしゃるか、お納戸頭が、蔵元屋の帳面の大穴をどう誤魔化さっしゃるかが、日本一の面白い見物で御座いましょうが、それは取りあえず貴方様の御決心には拘わりのないこと……悪い事は申しません...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...大目付殿……」お納戸頭(なんどがしら)の淵(ふち)金右衛門という老人が待兼ねておったように大屏風の蔭から立現(たちあら)われた...
夢野久作 「名君忠之」
...お納戸頭の淵老人と尾藤内記の間に挟まるようにして与一昌純が這入って来た...
夢野久作 「名君忠之」
...旦那様ッ大変でございます」とその黄昏に福知山の納戸頭(なんどがしら)正木(まさき)作左衛門の玄関へ...
吉川英治 「剣難女難」
...拙者は納戸頭(なんどがしら)正木作左衛門でござる」と火のような息に交ぜて云った...
吉川英治 「剣難女難」
...納戸頭奥田孫太夫(なんどがしらおくだまごだゆう)たちと共に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...何者じゃ』『納戸頭...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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